江戸 TK 3AP−さ−4249




車のナンバーが足りない。



あ、足りないといっても、ナンバープレートが足りないんじゃないですよ。
それは平和製罐(※外部リンク)がセッセと作ってくれてますから(笑)。


足りないのは番号自体です。



登録車(※白や緑のナンバーの車)は1998(平成10)年から、軽自動車は2005(平成17)年から始まった
自分の好きな番号を付けられる車の希望ナンバー制度

希望ナンバーの交付率は、全国平均で登録車31.6%、軽自動車13.4%
制度開始当初は1割程度と聞いてましたので、ずいぶんとシェアを伸ばしてきてますね。

道端で「定点観測」してると、確かに希望ナンバーをつけた車をよく見かけますわ。
僕の車も希望ナンバーを付けてますので、人のこと言えませんが(笑)。




ところが、一部の番号に人気が集中し、


・・・8
・・11
・・55
・・77
・・88
11−22
11−88
25−25
77−88
80−08



などで5ナンバー(小型乗用車)枠にあてがわれた分を使いきってしまい、
7ナンバーでの払い出しが始まってますもんね。

2012(平成24)年3月現在、京都では「京都701」という分類番号を付けた5ナンバー車が走ってますよ。

軽自動車のナンバー不足も同様で、
2013(平成25年)1月現在、「京都780」で始まる希望ナンバーをつけた5ナンバー軽四を見かけます。



代替が無い3ナンバー(普通乗用車)の一部の数字でも間もなく使いきってしまうために、
抽選制度で週1枚しか払い出さないようにして「延命」している模様。

そのうち、月1枚とか年に1枚になるやろう。そうなってきたらオークションで権利が高値で売れそうやね(笑)。



番号が足りなくなるからと、分類番号を2桁(「京都54」など)から3桁(「京都300」など)にしたのに
15年と経たずに、また足りなくなったとは。

見通しが甘かったな(笑)。




そこで国土交通省が出してきた次の手が2つ。

まず、
ナンバーの分類番号の下2桁にアルファベットを用いてナンバー不足に対処。

「京都 330」→「京都 3AP」みたいにする。


ちょっと待てぃ。
ナンバーは車の所有者を識別するためのものやろ?

それなのに、ニーズがあるか知らんけど、
既にこれほどに同じナンバーの車がゾロゾロ走ってる現状があるのに、
さらに同じナンバーの車を増やすなんて、おかしいと感じひんのか。

もはや番号で管理する意味を成してへんやん。


もう、全車大フィーバーの「・777」で統一でエエやん(笑)。




それともうひとつ。
EU諸国などで導入されている、ナンバープレートを横長の形状に変更するなどのアイデア。

横長にするのは、「ご当地ナンバー」を拡充する際に
漢字や仮名などプレートの表示事項が現状より増えても認識しやすようにするためだとか。



具体例として、

現在の地域名をアルファベットに置き換え(例:「品川」→「TK」…この場合、東京の意味)、

「ご当地」を別途表記(例:「江戸」)

それに下2桁にアルファベットを組み合わせた分類番号(例:「3AP」)を組み合わせて
出来上がったものがコレ↓









外国のナンバープレートはカッコイイと思うけど、これは酷いわ。センスなさ過ぎ。
こんなのを付けさせられるくらいなら、車を捨てたほうがマシや(笑)。



横長のナンバーは一応の案のひとつではあるけれど、
現行のナンバーのサイズに合わせて作ってる車を中古で購入する場合どうするのやろう?


ニーズがあれば何でも答えればいいといいというものではなく、
答えるべきではないニーズもあるやろう。




ところで、バイクのナンバーが希望できるようになるのはいつのことでしょう?




参考資料:
京都新聞 2012年3月26日付夕刊
毎日新聞 2012年3月27日付朝刊