新鮮な空気が吸いたいねん




今回のテーマは、僕がとっても苦手とする、バイクのメンテナンスシリーズです。
苦手ですけど、いつまでも逃げていては事が進まない。
それに、いつも生活の中にあり 友であるバイクの事を自分の手で世話してやるのは、当然であり必然なんですよね。



そういうわけで、前回はエンジンオイルの交換に挑戦しましたが、
今回はエアクリーナーの交換に挑戦しようと思います。



まずは、エアクリーナーって何やねんとの初歩的なところからお話しましょう。


エンジンは燃料(ガソリン)を燃やすことで動きます。
しかしながら、液体のガソリンのままでは燃えにくいため、空気と混ぜて(気化させて)混合気にする必要があります。

そのために空気を取り込むわけですが、そのままだとホコリやチリなども混入してしまいガソリンの燃焼に支障をきたします。
最悪の場合エンジンが壊れます。

それを防ぐためにフィルターが装着してありまして、エアクリーナーと言います。



エアクリーナーには3種類あり

・蛇腹にしたろ紙を使用した「乾式」

・オイルで湿らせたスポンジを使用した「湿式」

・乾式と湿式の良いとこ取りをした「ビスカス式」



乾式は圧縮空気(エアーガン)を用いて付着したホコリなどを吹き飛ばしてやると数回再使用が出来、
湿式は灯油でもみ洗いをし、エンジンオイルでごく僅かに湿らせてやると再使用が出来ます。
ビスカス式は両者の良い所取りですが再使用できず、汚れが溜まったら新しいのと取り替えてください。



…という基礎知識を踏まえた上で、シグナスのエアクリーナー交換に挑戦です。




シグナスはビスカス式 ↓

  



主だった作業は、

【1】 エアクリーナーの収められているボックスをドライバーで外し、
【2】 古いエアクリーナーを取り外してポイポイし、
【3】 新しいのを取り付けるだけ
の簡単なものです。


鈍くさい僕でも5分で出来そうでした。




↓エアクリーナーは青い「XYZ」のシールが貼ってあるところに収められています。





順番にネジを外していきます。


しかし、順調に進んでいた作業は不意に止まります。
カウルの内側にあるネジが外せへんやん!



普通のドライバーではどうやってもネジに届かず、小さなダルマドライバーがあれば何とかなりそうやなぁ…。
すぐに近くのホームセンターへ行き、購入。1000円以上してしまった orz






再びチャレンジするも、ネジを回す方向に対して真横からダルマドライバーでアプローチするのは力が十分に入らず
ネジを回すことが出来ません。
話が違うやん orz



そのうち手が滑ってダルマドライバーをバイクの内側に落っことしてしまい、
手では取り出せない位置にハマり込んでしまい、長い棒を使ったりして引っ掛けて「救出」するなど四苦八苦。



既に30分は経過していました orz
おかしいがな、5分で出来そうな作業のはずやったのに(涙)。



バイクを蹴っ飛ばしたくなりましたが、バイクは悪くない、悪いのはこの程度のことも出来ひんおれや〜。
工賃をケチろうとして自分でメンテナンスをしようとしたのがアダになったか…。
結局ギブアップ


もうエエねん。どうせおれには出来ひんねんとスネながら、行きつけのバイク屋さんへ行きました。



聞くのは一時の恥と正直に事情を説明すると、バイク屋の大将は長いドライバーを持ってくるではないか。


それを使ってどうすんねん…と見てると、
僕がダルマドライバーを使って悪戦苦闘していたネジの部分のカウルに穴が開いていて、
そこからドライバーで直接ネジにアクセス出来る
ことを教えてくれたのです。



たったそれだけでした(笑)。あのまま我を張っていたら一生の恥になるところやったわ。
工賃を求めなかった大将に謝意を述べ、喜んで帰宅♪




手持ちの長いドライバーで試すと、あれだけ難儀したネジがアッサリと回り、ボックスを外すことができたのです。







そして、とうとうエアクリーナーとご対面です。汚れをしっかりと吸着して黒くなっています。
きれいそうに見える大気もこれだけ汚れているんですね。






これを外して新しいものを装着。交換時の日付と走行距離の記載も忘れません。

↓見てください、両者の違いを!色が全然違いますやん(笑)。




やった、おれでも交換できた〜!!ヽ(´ー`)ノ

おかげさまで、シグナスは快調な走りを取り戻した…か どうかは実感できてませんが、僕の気分は快調です♪♪