信号待ちバイクの優先意識
それを感じたのは、ツーリングで福井県内の国道を走っていたときか。
バイクを見かけることは少ないのに親切やな〜と内心感じていたんです。
そのときも、信号待ちで車列の最後尾についた僕は、迷うことなくそのまま車道の左端とをするすると抜け、先頭へ出…。
あれ?ない!ない!!
バイク用の停止線がなくなってるー!!!!
僕たちバイク乗りのアドバンテージと思っている二段停止線ではなく、
普通の停止線が一本ビシャーッと引いてあるだけ!
福井県はバイク乗りに冷たくなってしまったのか orz
左端の先頭で青になるまでの居心地の悪さといったら。
そう、福井県の大きな国道は、車の停止線より前にバイク専用の停止線がある「二段停止線」が結構あり、
信号待ちごとに車列の先頭に躍り出るのが当たり前になっていたんです。
(→コラム「バイクは前、車は後ろ!」)
それが、先日訪れたときは、かなり減ってしまっていまして。
新しく停止線を引き直した際に消したであろう二段停止線の跡が残っていました。それも何か所も。
バイク天国といっていい僕の地元京都市でも異変は起こっていました。
二段停止線だったところが、普通の停止線に変身している…。
どうして、どうして?(涙)
それには、どうやらバイク乗りと規制側の思いの「乖離」があったようなのです。
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ですけどバイク乗りの立場から言わせてください。
このようなバイクと車を分けた停止線の引き方をしても、
そもそもこの位置でバイクが上手い具合に赤信号に引っかかって停まる可能性なんて低く
(車でも先頭で停まる可能性どれだけありますかね?)、
バイクは車の間や車線の左端をするする抜けてバイク停止線まで出てくるのは自明でしょうが。
乖離や危険な行為もなにも、横着なバイクに手を焼いたと正直に言った方がいいと思いますぜ。
記事中にある30代男性の意見は、少なくとも京都市内の交通事情を鑑みると妥当やな〜と。
バイクの走っている台数は他都市と比べても断然多いだけに、
バイクと車は停止線で「棲み分け」しとくのが安全やと思います。車の立場からしても。
この記事を書いた記者はバイク乗りのように見えませんが、バイクに乗ると視野が変わるど(笑)。
そして、どうかこれ以上 二段停止線が減りませんように…。
記事引用:京都新聞 2023年11月1日付朝刊