バイク版スカウター?!




僕、「ドラゴンボール」世代、ど真ん中です。

「少年ジャンプ」で連載が始まったのが小学3年で、終わったのが19歳のとき。
10代はドラゴンボール一色でしたね。




とは言っても、僕はジャンプを買うことはせず(と言うか、毎週/毎月きまって漫画雑誌を買う習慣がなかったしなぁ)、
友達に見せてもらったり、コミックスを読ませてもらったり。



ちなみに、リアルタイムでドラゴンボールを追いかけていたのは中盤の「フリーザ編」までで、その後は読まなくなり、
その先から物語の完結までを読んだのは、実は連載終了から20年近く経ってからでした(笑)。
それも、当時Youtubeで公開されていた公式動画で(汗)。




物語の中盤では、「戦闘力」という概念が出てきましたよね。
相手の強さを測る機械が、「サイヤ人」が持っていたスカウターと言うものでした。

どういうものかと言うと、




ドラゴンボール18巻 (c)鳥山明 BirdStudio



こういうものです。
最初のうちは戦闘力が3〜4桁程度でしたが、物語が進むにつれてハイパーインフレ状態になり、
挙句には惑星まで破滅できるような強さになってしまいます。
漫画の世界とは言え、やりすぎでしたね。




これを不意に思い出させてくれたのは、2022年春に開催された、大阪モーターサイクルショーでした。
コロナ禍を乗り越え、3年ぶりのモーターサイクルショーは、以前とは様子が異なっていまして。
やはり感染症の3年間のダメージは大きく、バイク等の展示品にあまり触らせてくれませんでねぇ…。(→コラム「ええがな、一輪駆動!」)



そんな状況下でメーカーに元気がない中、ショウエイのブースに、それはあったのです。








メットのシールドの内側にある、透明な板状の物体。
まさしくスカウターではないか!



これを通すと、対向のバイクや コンビニで休憩中のバイクたちの「戦闘力」が分かるに違いない!




…ではありませんでした。
「OPTICSON」という名称のヘルメットで、
この透明な板…ヘッドアップディスプレイ(HUD)には、Bluetoothで接続されたスマホから得た様々な情報を表示でき
どうやら視界に各種表示が浮かび上がるらしいのです。



一例:

 ・目的地到着予想時間
 ・目的地までの距離
 ・時計
 ・交差点案内
 ・レーン案内
 ・スマホ充電残量
 ・ヘルメット充電残量






残念ながらメットを被ってHUDを試すことはできませんでしたが、近未来的ですごくカッコええやん!


この時は参考出品でして、今年(2022年)中に発売予定とのことです…が、
今年も残すところ75日なのに、まだ何の声も聞こえてきません。
ちなみに スカウター  HUD単体販売は無く、メットと一体型らしいです。




果たして、バイク版スカウターは実現するのか?!
そして、自分のバイクより強い弱いと一喜一憂するライダーがあちこちに…?



(※2022年11月にメットの発売が決まりました)