配送業者へのお目こぼし




それまで警察官が行っていた路上駐車違反の取り締まりを民間に委託するようになったのが2006年の夏。
あれからもう12年半にもなるんですね。

警察官が証拠のために 路駐車両のタイヤと接する地面を直角に繋ぐようにチョークで線を引いていたのが
ついこの前のようですわ。
時の経つのが早く感じるのは、年取った証左ですか。そうですか orz




現在、駐車違反を取り締まる、ミドリムシと揶揄される 緑の服のおじさんたち。
京都市内では、二人一組でママチャリに乗り、路駐車両を求めて走りまくってますよ。



彼ら、容赦ないですからね〜。
路肩に停まっている 誰も乗っていない車を見つけるや否や、「見ィつけたァ〜!」と、
かくれんぼの鬼のように浮き足立って写真撮影を始めてますし。




某大通りに面したラーメン屋さん、取り締まり重点地点にもかかわらず 通りに路駐して来店する客が多いため、
店の前にカメラを設置し、店内に設置したテレビにその様子を映して、
ミドリムシ来襲に客が即対応できるようにしてあります(笑)。



かつて書いたコラム(→「パーキングパニック」)では、路駐してナンボの配送業界(特に宅配)が悲鳴を上げていると書きました。



どの業者さんもトラックを停めたら大急ぎで走ってますやん。
一日の運動量は相当になると思いますよ。
常に急いで走ってるのは、amaz●nなどのネット通販の個別配送が増えただけではないですよね。



僕は、彼らが駐禁を恐れているからだと読んでいます。



住宅地でチョイ停めする程度ならまだしも、大通りに駐車するとなると、天敵・ミドリムシにいつ襲われるか分かりませんし、
もしヤラれたら反則金は自腹でしょう
そりゃ必死になりますわ。



そういうわけで、昨年(2018年)12月17日から、京都市内では路駐の規制がちょっとだけ緩和されました。





補助標識の説明書きがまどろっこしくて分かりにくいですが、
要するに、

観光バスは、7〜9時の路駐OK、
配送トラックは、6〜20時の路駐OK




観光地である京都では修学旅行生が通りに面したホテルに宿泊することが多く、その乗り降りにかなり時間がかかるんですね。
そのため、以前より観光バスの路駐については寛大でしたが、
それがようやく配送業者にも適用されることになりました。
御池通は、交通量の割に片側4車線と余裕がありますので、1車線ツブしても全く問題ありません。


この写真を撮影したのは、まさに緩和されたその日です。



これで安心して路上で荷捌きが出来ますね。
って言うか、もっと早くに対処しろよと。


たったこれだけの対策ですらこんなに時間がかかっているようでは、
他の通りで荷捌き駐車が緩和されるまでに また干支が一回りするでしょう(笑)。