ドライブスルー茅の輪くぐり
6月終盤になると各地の神社で行われる「夏越の祓」。なごしのはらえ、ね。
その主役となる行事が「茅の輪くぐり」。
人がくぐれるサイズの茅の輪をくぐることで、年の前半にたまった穢れを祓い、後半の息災を願う神事です。
6月30日が「夏越の大祓」というピークで大々的な神事が行われ、年の後半へといざなわれます。
京都のローカル行事と思っていたので、かつて「わがまち京都」で紹介しました(→コラム「3回くぐってワン!」)が、
どうやら全国各地の神社で行われているメジャー行事のようですね。シランカッタ orz
気を取り直して続きいきます。
神社には様々なご利益があり、それを目当てに参拝することもありますよね。
その中から「49のソコヂカラ」で紹介するにふさわしい神社を紹介します。
コチラ、城南宮(じょうなんぐう)です。
名神・京都南ICから南へすぐ、1つ目の信号を超えた次の辻にあります。とってもわかりやすい場所に位置してまして。
あ、境内はこの先ね。
ご利益はズバリ、交通安全です。
京都で交通安全祈願と言えば城南宮です。
駐車場の脇のお祓い所で車のお祓いを受けられます。
↓で、ここの茅の輪は、小ぢんまりとしたものです。
が、さすが交通安全の神様。vsニンゲンにだけ茅の輪をくぐらすわけがありません。
どどーん
バイク・車用のビッグな茅の輪くぐりもご用意されてます(笑)。
コレ、毎年7月1日〜7日に行われてまして。
夏越の祓は6月末の神事やのに、なぜ7月になってから行うのか。
何も考えずに6月末に行ったらビッグな茅の輪の「ち」も無く、うなだれて帰った記憶がよみがえります。
だから2週連続の参拝ですわ orz
しばらく様子をうかがっていると、車が次々と茅の輪をくぐっていきます。
交通安全のお祓いは、申し込みをし、初穂料(バイク5000円、車6000円、小型船舶6000円)を納める必要がありますが、
茅の輪くぐりは予約不要で自由に参加でき、それでいて神職が一台一台ご祈祷をしてくれます。
これだけデカいので、トラックや観光バスもOKだそうで(笑)。
僕もしっかりくぐりましたよ、PCXで(笑)。
駐車場に設えられたビッグな茅の輪コーナーへ行ってみたら、ちょうど車の列が途切れたところで、
神職が 紫白の幕を張った運動会テントの下で、思い切り水分補給をしてました(笑)。
まぁ、白装束で湿気の多い京都の日中は堪えるやろなぁ。
茅の輪くぐりの前に巫女さんからお札をさずかり、移動式お賽銭箱にお気持ちを投入。
フルフェイス被ってバイクに跨ったままの僕も、神職が丁重にお祓いをしてくれ、神妙な気持ちに。
そして茅の輪をゆっくりとくぐります。
あ、見た目は虹のような半円のゲートみたいですが、足元にも茅が繋がっていて、ちゃんと「輪」になっています。
そのままご退場〜、で終了です。
なんていうか、神事というよりマクドのドライブスルーみたいやがな(笑)。
ですけど、これだけしていただいたのに、お気持ちをたったの20円しか入れなったのが申し訳なくなってきました _| ̄|○
そこの交通社会に身を置いてるアナタも、ひとつバイクや車で茅の輪をくぐって穢れを祓いすっきりしませんか。