50ccを乗っ取ったEV




前回のコラム(→「エンジンルームを乗っ取ったEV」)とセットになるコラムです。

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早速本題に参りましょう。

以下に、3つのバイクをお見せします。












それぞれ、上側のは普通のバイクですが、下側のは本来エンジンのある部分に妙な物体がついています!!
何ですか、これは!!



これ、「E-Core」といいます。



ベルギーの「ON」というチームが、
全ての50ccのバイク(原付)のエンジンを、
モーターとバッテリーへと手軽にコンバート(積み替え)できるを物体を開発
したんです。


公式サイトにも以下のように書かれています。

“E-core is an easy-to-handle plug-in replacement for every thermic 'Base 50' combustion engine to transform it into an electric one. ”
中学3年生なら読める英文ですので、あえて原文のまま。




スーパーカブだろうが、モンキーだろうが、オフロードバイクだろうが、
ベースが50ccのバイクならあっさりと電動化OK!

サイズもエンジンとほぼ同じ。そこがすごい。



とかく原付は、いまやニホン独自のガラパゴス規格のバイクなので、
将来、たとえエンジンが壊れて直せなくなったとしてもしまったとしてもEV化で生きながらえる…というわけです。

どうやら、「ON」は そこまで未来を考えて作ったわけではないようですが(笑)。




ですけど、車と違って、バイクはエンジンがむき出しの車種が多く、それがデザインの一部になっている面もあるだけに、
そういう点を無視したかのようなピンクとダークグレーの近未来的なデザインは、かなり浮いてしまいますね(笑)。



これ、試作品ですが、商品化したら売れるのやろうか…。
日本でショッキングピンクが受け入れられるのやろうか…。




記事引用:

バイクのニュース 2022年8月21日付配信記事
https://bike-news.jp/post/269996


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