フェンスに輝くレインボー




車道と歩道を分け隔てるものとして最もメジャーなのはガードレールですね。

あの何もかもをダイナシにしてくれる、無機的で白く延びる板

ガードレールについての僕の愚痴はこちらのコラム(→「黄色い異端路」)でも読んでいただくことにして、
今回は、同じく道を隔てる別のものにスポットを当ててみたいと思います。




それは、道路柵
向こう側が透けて見えるために、ガードレールのように風景をぶった切ってしまうような無粋さは軽減されています。
あと、自転車の前輪を柵の隙間にはさんでやることで即席の駐輪スペースになり(ません)。


まぁ、これも合金の地そのままのダークグレーと言うか、鈍色(にびいろ)のものだと、気分まで鈍ってしまい、
やっぱり引っこ抜いてやりたくなります(笑)。




それはともかく、道路柵にはガードレールには無い利点があることにお気づきでしょうか。



↓とりあえずコチラの柵を見ていただきましょう。





普通だったら白一色にするところ、謎の青い模様が入っています。
一見しただけでは、全くもって意味不明です。


うーん、何かの暗号かな?
もしかしてモールス信号で宝のありかが記してあるとか?宇宙人と交信するためのメッセージとか?


ではありません。柵の正面から見るものではなく、斜めから見ると答えが出てきます。






文字が浮かび上がってきました♪



遠近法を利用し、柵の単なる棒をキャンバスに見立てているんです。



平面にべた〜っと標語を書くと見栄えを損ないかねませんので、
あくまでも道路を通行する人にだけ、それも限られた位置からだけ見えるようにして訴える。アイデアの勝利ですね。



↓「交通安全」の隣の柵には、ちょっとしたイラストが描かれていて、標語のストレートさを緩和させてくれます。









↓こちらは虹が浮かび上がりました。






↓そばで見たら、6色に塗り分けたカラフルな線なだけなのに。遠近法恐るべし。






↓そして、ここにも文字が隠れているのが分かりますか?






↓学校の壁面に描かれた虹に目がいってしまいがちですが、車道から見ると





上り坂のてっぺんにある急カーブに交差点があるという魔の地点、地元の方ならご存知の佛教大学の前ですよ。
鈍色の柵からアピールをしてきています。




↓福井県の越前海岸にもありました。




さて、なんと書いてあるのでしょうか?






「みんなの願い安全運転でさわやかに走ろう越前路」

長い文章が現れました。こんなの読んでいたら完全によそ見して、逆に事故してしまいそうですよ(笑)。





この先も速度は控えめでご安全に!