Bad Luck!化石燃料!!




2014年4月1日。
消費税が17年ぶりに増税となり、税率がそれまでの5%から8%へとUPしました。


増税の直前の3月には駆け込み需要で、車やエアコン・冷蔵庫などの耐久材・白物家電から
食品・日用品まで買いだめに走って、売り上げが大幅に上がったらしい、です。



高価なものは増税前と後ではかなりの差が出るので、5%の間に駆け込みで買うのは分かるんですけど、
ティッシュペーパーとか洗剤、カップラーメンや缶詰まで買いだめする必要はあったんやろうか?

本体価格1万円にかかる増税前と後の消費税の差はたったの300円やのに。
それなら、今必要ないものを一つ買うのをやめるだけでペイできるやん。


そういう僕も、3月末に駆け込みで服は買うわ、散髪は行くわ、「2相棒」は修理するわ、車の給油はするわ…、
ぜんぜん人のことを言えませんね(笑)。




そういうありとあらゆる物に課税され、生活を圧迫する消費税。
僕たちの生活の足である車やバイクに必要なガソリンだって。

バッチリ値上がりしていました。


あるスタンドは、
3月の最終週は160円/Lだったレギュラーガソリンが165円/Lに上がっていました。

増税初日の4月1日に「2相棒」に満タン給油(約18L)したら、増税前との差額は91円になりました。
差額でコロッケが2個買えるなぁ(涙)。





ところがガソリンの場合、値上がりした原因は消費税だけではありません。

ドサクサにまぎれて、別の税金が一緒にUPしているんです。


俗に「地球温暖化対策税」と呼ばれているものです。



どういったものかと言うと、
火力発電や、車の走行など、化石燃料からエネルギーを生み出すときに排出される
CO2を抑制し、地球温暖化対策を強化するため
に2012(平成24)年10月より導入されたもので、
3年半をかけて段階的に引き上げられるものです。


そんなものをこっそりと導入していたのは今頃知りました orz 卑怯者め〜。



ちなみに、CO2の排出量を見ると↓



…車はとても非効率ということが丸分かりです orz




今回は導入後初めての引き上げで、2016(平成28)年4月にもう一度引き上げられます。
引き上げ幅は、原油・石油、天然ガス、石炭によって異なりますが、

原油・石油製品(ガソリンなど)については、今回(2014年)はプラス0.25円/L
2016年にプラス0.26円/Lの引き上げとなっています。


つまり、化石燃料で発電している電気にも、ガスコンロのガスにも、
石油ストーブの灯油にも課税
され、同時に値上がりしているんです。



2016年以降における最終的な負担額は
平均的な家庭のエネルギー使用量をベースにすると、一世帯当たり1ヶ月平均で約100円程度とのこと。



なーんや、それなら知れてるやんと思うかもしれませんが、
消費税の増税前の駆け込みで需要で、増税前後の差額がたかが数円の日用品まで買いだめしてた方にとっては寝耳に水やし、
ヒステリー起こすと思うど(笑)。



ニホンは地下資源に乏しい国ですし、化石燃料のほぼすべてを輸入に頼っている現状があります。
そして、地球に生命が誕生して38億年をかけて作られてきた化石燃料を、
人類はたったの数百年で使い切ってしまいそう
です。

そこでニホンは化石燃料に頼らないクリーンな次世代エネルギー、再生可能エネルギーの開発&移行を目指さなくてはいけない。


だから、そういう意味も含めて税を取るのなら致し方ないかもしれません。




でも、全額社会保障に使うと公言して増税に踏み切った消費税が、
実際にはその大部分が公的年金の穴埋めに使われているようなので、この国の言うことはちっとも信用できませんけどね(笑)。

「地球温暖化対策税」と言えば聞こえはいいですが、
実際にはジャンジャン化石燃料を消費させて儲けるだけの、税収増目的の税やったりして(苦笑)。



参考資料:

環境省HPより
http://www.env.go.jp/policy/tax/about.html

政府広報オンラインより
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201210/1.html