アイデンティティはブヒブヒッ (`・(OO)・´)
仕事で運転中に急にアイデアが湧いてきたのに、
こんな時に限ってメモ帳を持ち出すのを忘れ、信号待ちごとに仕事で使うシールの裏紙にメモしました(笑)。
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デザインって、物の特徴や機能、イメージを決める上で大事ですよね。当たり前ですが。
ニホンの車のデザインにおいて、ここ数年来ちょっとした傾向が起こっていることはお気づきでしょうか。
顔つきです。
メーカーそれぞれの顔つきに一定の特徴を持たせているものが多くなりました。
特に、両方のヘッドライトの間にある、フロントグリル(以後「グリル」)に、です。
外国のメーカーの車は昔っからグリルで主張しているものが少なくなく、
たとえば、ベンツなんてハッキリしてますよね。
たとえ、ベンツのエンブレムが無かったとしても、グリルの形状がいかにもベンツです。
それをニホンの車も真似しだしました。
いくつか挙げましょう。
日産
グリルをUの字型に囲むメッキの枠が日産の「顔」です。
トヨタ
ヘッドライトからボンネットへとつながるブーメラン型の曲線と
その下にある台形のグリルが特徴です。
レクサス
台形を上下さかさまにして2つ引っ付けたような大きなグリルで統一されています。
思うんですけど、これらに共通するのは「強そうなイメージ」。
日産なんて巨大な石像が迫ってくるようですし、トヨタなんて獲物を狙う猛禽類の顔にも見えます。
煽り運転撲滅とか言っておきながら、こんな「顔」がバックミラーに映ったら、
それだけで煽られてると タマタマが縮み上がりますよ。
自動車メーカーが煽り運転を助長してるんじゃないの?(→コラム「誰も彼もが睨んでる」)
そんなフロントグリルに個性的なものをつけてる外国メーカーに、BMWがあります。
グリルが左右2つに分かれていて、これを見ただけでBMWと一目瞭然です。
このグリル、以前はおとなしい目だったのに、やっぱり煽り運転推奨のためか、だんだん大きくなってきまして、
現行の一部モデルは正直 ベンツよりも下品と思います。
そのため、不名誉なアダ名もつけられる、と(笑)。
先日、BMWから次世代のコンセプトモデルの車が発表されました。
それを見て僕は確信しました。
これやがな!
切れ長のヘッドライトと大きすぎるフロントグリルの組み合わせは、まさしくブタ。
以前からBMWのフロントグリルは「ブタの鼻」と言われ、好き嫌いがはっきり分かれるものでしたが、
コンセプトモデルは完全に養豚場から逃げ出してきたそれになってしまいました(笑)。
この車、V8ツインターボエンジンにプラグインハイブリッドを組み込み、
750馬力&100kg・mの巨大パワーを放つらしいです。
こんなのが養豚場から走ってきたら、イノシシみたいと言われるおれでも太刀打ち出来ひんわ。
しかも周囲が光り、デカい「鼻」を更に強調します。
もう救いようがありません orz
個性の追求は ほどほどに…。
ブヒッ ブヒッ ブヒッ ブヒッ ブヒッ ブヒッ…
※車の画像は、各メーカーの公式サイトより引用しました。
最後の画像のみ、2023年9月1日の折り込み広告