ドクロカーブでおしおきだベェ〜



ニポンのほぼ最西端、沖縄県は西表島を原チャ「Today」で旅したことは書きましたが、
西表ならではの道路事情を紹介してみます。

このHPを作り始めてからというもの、道路標識などにはことさら気を払い、何ぞオモロイものはないかと探していますが、
この島はネタの宝庫でした。
余すことなくフルオープンしちゃえ!(笑)



西表島といえば、天然記念物のイリオモテヤマネコが唯一住んでいる島なのはご存知でしょう。
島内を半周するメインロード、県道215号線(これ以外にほとんど道はないんですけど…)はこんな注意書き、ならぬ注意ペイントが。




これと減速帯がセットで登場します。↑の写真では見にくいですが、奥のほうに赤茶色地の減速帯が見えます。
イリオモテヤマネコ頻出地域なので、スピード落としてねの意味だそうです。

けれど、ネコ注意!だけではあまりピンときませんねぇ。
外部から来た僕らからしたら野良猫が散歩してそうな雰囲気やなぁ。

この標識のイリオモテヤマネコ、リアルで怖いです。
こっちはよりリアル(笑)。
こんな風に可愛いらしく出来なかったのだろうか…。


他にも、貴重な動物を守ろう!的な
標識や看板が散在しています。

これは西表に住む地元の人向けではなく、
むしろレンタカーで暴走する
旅行者向けでしょう。

 


側溝(ドブ)にも注目。
車道側が垂直になってるのに対して、
山側
(道路の外側)は傾斜がつけてあります。
これは、貴重な西表島の小動物が側溝にハマっても脱出できるようにとの配慮で、
また道路側には出てこないようにこのような形にしてあります。
さらに側溝の道路側は「返し」が付いている二重の配慮。
V字型になっているところも。
ここは横断しても安全…というわけではないですが、
すぐそばの海から上がってきた小動物が山手に行けるようにとのことでしょうか。


海沿いのガードレールを撮ってみました。
何も知らずに通りかかったら、「ああ、ガードレールが傷んでいるな」ぐらいものでしょうが、
理由を知って怖くなりました。


もう一枚の写真をお見せしましょうか。↓
何かおかしいと思いません?
ガードレールが傷んでいるのは、反対側に電柱のあるところだけ…。
その電柱の立ってるところだけアスファルトが新しいのです…。



そう、昨年の台風の直撃で、海沿いの電柱がなぎ倒され
ガードレールを破壊
したのです。
復旧まで1週間も停電したとのこと。
僕たち便利な都会に住んでいると、2〜3秒の停電でも驚くのに、
1週間も電気が使えないなんて考えられません。
自然の驚異を思い知らされます。
それでか、他の電柱は過剰なほどに補強がなされていました(笑)。

ロードパークの東屋も、沖縄らしい屋根瓦があしらわれています。いかにも観光客向け(笑)。



しかし、西表島最強の座を揺るがすことのないものは、これやろね。

船浦港を目前に控えた左鋭角ブラインドカーブ


見通しが全く利かない上、前方は港があって開けているので、
うっかり直進してしまいそうな場所に、それはありました。




写真の左側をよく見るべし→  

























スピード出しすぎの子は お仕置きだベェ〜
「ヤッターマン」のオチが思い浮かんで爆笑したのは、僕だけではないはず。

こんなストレートな標識見たら、イヤでもスピードを落とすわ。
ここは島内の事故最多発地らしく、ガイドブックにもドクロマークが描いてありました(笑)。

泊まっていたYHでも宿泊客の間で話題に上りましたよ。やっぱり写真は撮った、と(笑)。


並べておこう。

   

はっはっは〜、これは面白い(爆笑)。いや笑ったらアカンか。


西表島は自然を愛する島。
レンタカーやレンタバイクでの旅は、より安全運転で!