走れない・曲がれない・止まれない
・高い視点からの見通しの良さ
・四角四面の車体のため見切りがいい
・たくさんの荷物を一度に運べる
全国を股にかけて走る大型トラック。
ネット通販やフリマアプリなどを愛用している方は、昼夜問わず走ってくれている彼らの方向に足を向けて眠れませんね(笑)。
ですが、その走りは、普通免許で乗用車しか乗ったことがない人からは想像がつかないと思います。
・強力な大排気量エンジンを搭載していても、
出足は重たく、加速は鈍く、最高速は伸びず(→コラム「速度抑制装置付」)、
高速での大型トラック同士の追い越しはどんぐりの背比べ状態
・ハンドルの切れ角は大きいけれど、車長が長いため左折時の内輪差が大きく、
オーバーハングと呼ばれる後輪の後ろの部分が長いので、交差点での左折では大きく振らないと曲がり切れない
・圧縮空気を使った強力なフットブレーキ「エアブレーキ」を搭載しているけれど、
お客様の荷物を守るため急ブレーキ厳禁。
アナタの車のように機敏には走れないのです。
それを分かってない人が大型トラックの前に急に割り込むなどして逆鱗を買う、と。
わかります?小型の乗用車とフルサイズの大型トラックはこれだけ大きさが違うんですよ。
手前の白い乗用車 長さ4m × 幅1.7m
× 高さ1.5m
後ろの大型トラック 長さ12m × 幅2.5m
× 高さ3.8m
これだけ違うのに、同列で語れるはずないですやん。
僕は長年トラックに乗ってきているので両者の特性を知っています。
それを踏まえて、
教習所で車の免許を取得するときにはトラックにも乗ってもらって、運転特性や車両感覚を知っておいてもらってもいいのではと
思いますが、いかがでしょう。
ちなみに僕はトラックに乗るようになって、
前方視界や周囲の見切りが悪く、ドアミラーで足元も見えない、
死角も多い乗用車の運転はしなくなりました(笑)。
マイカーがトラックでもいいくらいです(笑)。