モノクロの郷土愛




コラムにあわせて、背景もモノトーンにしました(笑)。


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2018(平成30)年より 車のナンバープレートに、地元のPR目的の図柄が入るようになって数ヶ月が経ち、
それを着けた車をそこそこ見かけるようになりました。(→コラム 「黄色い縁取りがつきました」 )



手数料を払えば、所有する車のナンバーをデザインナンバープレートに交換できますので、
僕も、いっちょ やったろかい!…と思いながら、地元「京都」の図柄を見てみました。






…コレ、一体 何のPRですかね?


ほとんどの方が分からないと思いますので 次の行に答えを書きますが、

花模様(全体的な色彩)と、天橋立 ( 「あ」 と 「2」 の間)、それから五重の塔( 「−」 の直下)
いかにも「京都らしい」3点セットです。



んなモン、パッと見で分かります? ただのパステルカラーの絵やん。

だいたい、天橋立の この形は、
北側の「傘松公園」からではなく、南側の「天橋立ビューランド」から見たものと分かる人も どれだけいることか。
このデザインに決めた奴を呼べ〜!




で、このデザインナンバーは、と モノクロの2種類があり、取得手数料が要りますが、

それにプラス1000円以上の寄付をするにできます。



寄付というと、公的機関や日赤などの団体、主要政党などに
寄付した年間合計額から2000円を差し引いた額が所得税の控除を受けられます。

たとえば、年間合計1万円の寄付をした場合、所得税率が10%の方なら、
(10000−2000)×10%=800円 納税額が減ります。
給与所得者の場合は確定申告が必要ですが。

カラーナンバーにするための寄付も所得税控除の対象なんですよ♪



僕たち一般人はナンボでも寄付が出来ますが、ニホン人のなかには寄付を禁じられている人たちがいまして。

議員です。

公職選挙法の規定に基づき、寄付行為が違法なんです。癒着防止のためと思われます。



ここで問題が発生。新聞記事を貼っておきます。
(活字を読むのが面倒な方は、記事3段目の 水色で色掛け した部分だけでも読んでね)






取得手数料のみ(寄付金を払わない)と、デザインナンバーはモノクロ版が出てきます。

センセイと呼ばれている議員たちが公職選挙法に抵触しないようにデザインナンバーを取得しようとすると、
新聞記事の写真と同じ体裁の陰気臭いナンバーになるわけです(笑)。
寄付金制度を作った人を憎むべし。



だいたい、今のご時勢にわざわざモノクロの設定がある時点で頭が痛くなるし、
地元のPRをしたら違法とか、頭痛が酷くなりそうです(笑)。
議員が地元の宣伝を出来ないなんて、存在意義を疑いますわ。



黙って取得して、知らん顔しといたらエエんとちゃうかなぁと、有権者の僕は思うのですが…。
あ、気まぐれ起こして密告しても恨まないでね(笑)。




記事引用:京都新聞 2019年1月10日付朝刊



(※のちに議員の所有する車に限り、寄付金なしでカラー版が交付できるようになりました。)