名前にこだわり無し
バイク雑誌のQ&Aコーナーを読んでいると、興味を引く質問が掲載されていたので
コラムにしてみることにしました。
質問内容はコレ↓
「バイクの名前って2〜3文字のアルファベットと排気量の組み合わせが多いですけど、
どうしてですか?」
スポーツ系バイクの名前って、ほとんど↑の組み合わせですよね。
たとえば、国内4メーカーで該当車種を適当にピックアップしてみると…。
ホンダ |
ヤマハ |
カワサキ |
スズキ |
|
2010年ごろ 発売 |
CBR1000RR CB1100 CB223S VFR1200F |
YZF−R1 YZF−R6 FZ1 |
ZX−6R KLX125 |
GSX−R1000 GSR400 |
2000年ごろ | CBR600F VFR800 CB1300 SL230 CB125T |
RZ50 YB50 SR400 TW200 XV1600 XJR1300 |
ZRX1200R ZRX400 W650 KLX250 |
SV400S DR−Z400 GSX1100S GSX1400 GS1200SS |
1995年ごろ | NSR250R XR250 VRX400 GB250 CRM250R CB400SF |
TRX850 TT−R250R VMAX1200 XV250 SRX400 |
ZZ−R250 GPZ1100 ZXR400 ZX−7RR |
GSX−R400R RG125Γ RF400R GSF750 |
1990年ごろ | XLR250R VFR400R NS50F CBR250RR |
FZR400RR TZR250 FZX750 FJ1200 DT125R XV400 |
ZXR250R KSR50 GPZ900R KDX250SR KLE400 |
RGV250Γ RG50Γ DR250 GS400E K50 |
確かに多い。僕の乗ってる「2相棒」の正式名称も、この規則に当てはまりますし。
これはどういうことなんやろう…の答えは、当然質問の続きに載っていました。
もっとも有力な説は、
昔は車名よりも社名に重きが置かれていた。 ホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキといった社名自体がブランドで、各車種名は形式的なものに過ぎない |
というもの。
確かに外国の車のメーカーなんて、ベンツもBMWもボルボもプジョーも
車名は単なる数字だけだったり、アルファベットと数字の組み合わせだったりと単純なのが多いですもんね。
その数字の内容も、
たとえば、ベンツのC180なら、「Cクラスの1800ccの車」といった感じだし(最近はこの規則から外れ気味やけど)、
BMWの116iなら「1シリーズの1600ccの車」など、車種クラスと排気量を組み合わせただけとか。
(安い車種ばかり出てくるのは、長かったビンボー生活が板についてるからや orz)
これらは、強力なブランド名があるから車名にこだわらなくても誰にでも通じる、というのか…。
ということは、ニホンのバイク名も世界ブランド基準?
うふっ、なんだか照れますやん(*^o^*)
逆に言えば、やたら名前にこだわるニホンの車はたいしたことがない、と(笑)。
今更ながら、ニホンの車の名前を「アルファベット+数字」なんかにしたら、
クラウンが「CR250」とか、インサイトが「IN13h」とか、ワゴンRが「660WGR」とか…、こんな感じか?
全然似合わへんな。ニホン車の名前は、今のままで良いや(笑)。
参考資料:
「ヤングマシン」 (内外出版社) 2009年10月号
「Mr.Bike」 (モーターマガジン社) 2010年7月号