進化したPCX兄弟
先月(2017年12月)開催されました、大阪モーターショー。
基本的には車の展示がメインなのですが、ちょっとばかりバイクも紹介されています。
その中で、車とバイクの両方を展示していたホンダ。
累計生産1億台を突破したスーパーカブに、
フルモデルチェンジのゴールドウィング、
キュートな、AI(人工知能)搭載のコンセプトカーに…
(※2020(令和2)年に「ホンダe」として発売)。
そんな中で、僕の目に留まったのはコチラでした。
125ccスクーターの雄、PCXです。
なんで今更たくさん走ってるバイクを…とお嘆きの皆さん、まぁまぁ焦らずに。
モーターショーでも食傷気味なのか、あまり注目されていませんでした。
ですが、この2台のPCXは、バイクの新たな歴史を刻むモデルなのですよ。
↓ボディ側面に注目
紺色のほうはハイブリッド(HV)です。
白いほうは電動(EV)です。
HVバイクは世界初。
125ccクラスの普及型EVバイクは、バイクメーカーとしては初(だったはず)です。
両方ともコンセプトバイクではなく、市販予定モデルですよ!
車の世界ではすっかり市民権を得ているカテゴリに、バイクがようやく追いつこうとしています。
かつて、「ハイブリッドのバイクなんて絵空事」とコラムで酷評したことがありましたが、現実のものになろうとは。
HVのほうは、スクーターが苦手としている上り坂での再加速をモーターがアシストする
「マイルドハイブリッド」という仕組みを採用し、スムーズな加速を実現しているそうです(と、バイク雑誌には書いてありました)。
EVのほうはマフラーがないため、リア周りがすっきりとした印象です。
バイクは「お手を触れないでください」状態でしたので、跨ることは出来ませんでしたが、
手を目いっぱい伸ばしてメーターパネルは撮影しましたよ。
【HV】
燃料計と充電計があり、モーターの稼働状況も分かるようになっています。
【EV】
ガソリンスタンドのマークが見えますが、実際には電力計です。
…と、今現在で両者のPCXについてお伝えできるのはこれだけです(笑)。
消化不良をおこしそうですが、会場内はもちろん、パンフレットにも一切の詳細が記されてなく、
姿は見せたものの、謎だらけなんですよ。
ホンマに発売するんやろうね?
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※のちに両車とも市販されます。ただし、EVの方はリースのみ。