それ、停止線と違うねん!




早速本題。

この写真をご覧ください。




横断歩道の手前に、道路を隔てる勢いの 太く延びた白線があるのがわかるでしょうか。



写真手前にこの道路と交差する道があり、
そこからこの交差点に入ってきた車が、太く延びた白線の前で停止しちゃう
光景をよく見かけます。

目の前には赤信号が灯ってますんでね。当然と思います。




が、この白線、実は停止線ではありません



よく見ると、自転車横断帯なんです。
↓イメージはこんな感じ(※先ほどの写真とは別の場所です)。



横断歩道の縞模様にピッタリ寄り添うようように引かれた 幅の狭い2本の白線が自転車横断帯です。
自転車のマークが描かれているのが目印ね。



自転車は原則車道を走りましょうと言われて久しいですが、歩道を走っていいところも多く存在し、
そういうところでは自転車横断帯が今でもあるんですね。
ここを律儀に走っている自転車なんてレアですが(笑)。



しかも件の交差点は、変則的な形をしていて、



ここに写っている部分は全て一つの交差点。かなりの距離があります。





交差点の曲がった先の信号は自身に関係ないので、そのまま走り抜いてOKなんですけど、
そんなこと知らん人は自転車横断帯を停止線と思って停まってしまうんですね。

図には描いてませんが、横断歩道の信号も赤です。


※ちなみに、左右の道路は一本の道扱いですので、1回の青信号でジグザグに走行可能です。
(交差点にその旨を記載した看板が立ってます)




ややこしいと苦情が多かったのか、
白線を引き直した際に 混乱のもととなる自転車横断帯はなくなりました。




もしくは自転車は車道を走れってことかもしれません(→コラム「左端走行実践実証実験中」)が、
この道交通量も多いし、路肩もほぼ無いんで自転車で走るのは怖いんですけどね〜。



↓自転車横断帯は色分けすれば混乱も起こらないやろうに・・・。