真正・油冷エンジン降臨?!
世界中に生息するバイク乗りたち。
その一部に「感染」し、蔓延させる菌が存在します。
その名は、鈴菌(スズ菌)。
この菌に侵されると、スズキのバイクや車に心底ほれ込んでしまい、それ以外のメーカーは目にも入らなくなり、
症状が進行すると、友人などにも感染させてしまうのです。
重症になると本社のある浜松のほうには足を向けて眠れず、日曜日の朝にSBSなどのスズキ販売店へ礼拝に訪れ、
1日5回浜松の方向へ向かってスズキー!と叫ばずにはいられなくなる…。
それはそれは恐ろしい菌です。
世界に数多くのバイクメーカー、車メーカーがあれど、
菌をまき散らすことで布教し信者を獲得しているのはスズキただ一つです。
だいたい、スズキの製品コンセプトは「変態」なんです。「普通」ではないのですよ。
90年代にどっかのカルト宗教団体が引き起こした大規模な化学テロなんて目じゃないです。
サティアン 本社のある浜松市はいずれ乗っ取られてスズキ市になり、
あれよあれよという間に静岡県が乗っ取られてスズキ県となり、そして野望達成のためニホンも乗っ取られてスズキ国に…。
ああああ!なんと恐ろしい策略!! 2020年に世界中を混乱の渦に陥れた某ウイルスよりも恐ろしい!!
出来たら静岡県全土をドームで覆って隔離してくれませんかね。相当に手遅れと思いますが(笑)。
そういう変態企業ですので、世に放つ乗り物も変態です。
2019(令和元)年、大阪モーターショーに出展していたスズキのブースには、
一見、流行りのデザインで人気が出そうなスタイルの 250ccのバイクが展示されていました。
↓ジクサー250
↓ジクサーSF250
しかし皆さん、変態企業がマトモなものを出してくると思いますか?
なんとこのバイク、油冷エンジンなのです。
エンジンは熱くなりすぎると性能が落ちたり故障したりするので冷却が必要不可欠です。
エンジンの周囲に張り巡らされたパイプに水を通すことで冷却する水冷、
エンジンの周囲にフィンと呼ばれるひだをつけ表面積を増やし、走行風を当てることで放熱させ冷却する空冷
があるのですが、これらのバイクは現在の常識が通用しないのです。
なんと、エンジンオイルを水冷のようにエンジン周囲に張り巡らせたパイプに通すことで冷やすのです。
油冷エンジン自体、スズキの専売特許でした。というか、他のメーカーは見向きもしなかったが正しいか(笑)。
そしてスズキ自身も油冷からはしばらく手を引いていたのですが、何を思ったのか、ここへきて突如復活させたのです。
かつての油冷エンジンは、空冷を補う目的でエンジンオイルを積極的に冷却に使うという目的でしたので、
いわば補助的な位置づけでした。 (→コラム「空冷エンジン万歳」)
それが、水冷のごとく、オイルのみでエンジンを冷却させるようにした、
真の油冷エンジンを生み出したのです。
このバイクはまもなく(2020年9月)ニホンでも発売されます。
他社に先駆けた新しい冷却システムの先駆者となるのか、それとも鈴菌感染者を重症化させるだけで変態企業の道をさらに深めるのか…、
その行方はいかに?!
ま、僕は後者やと思いますけど(笑)。