怒涛のオーバー2000




モーターサイクルショーで海外メーカーを見て回っていると、世の中には様々なバイクが存在し、
自分の視野はまだまだ狭いな〜と思い知らされます。


今回紹介するのは、ある意味で世界No.1のバイクです。





コチラ、イギリスのバイクメーカー、トライアンフです。
トライアンフは直列3気筒のエンジンが特徴のバイクメーカーでして。


 2気筒ほど鼓動は強くなく、かといって4気筒ほどヌルヌルしたなめらかさもない…、
 そんな感じのエンジンです。
 この説明では全然伝わらないですね orz


このバイクも直3です。エンジンが縦置き(クランクシャフトが進行方向と平行)なので、駆動はシャフトドライブとなっています。



その姿はどっしりとして人目を惹く迫力があります。鈍感な僕の目にも留まったくらいですし。
ですが、跨ってみると不思議と見た目ほどの大きさを感じさせず、車体が体にしっくり馴染みます。










ヘッドライトが、ぴょこっと飛び出た目をしてるトビハゼみたい(笑)。





リアタイヤはとっても太い。サイズは240/50R16。タイヤ屋さんに在庫あるんやろうか(笑)。



挑発的なのはその名前。「ロケット3GT」とは。
バイクにこんな名を付けるやなんて。
しかし、その挑発は決してハッタリではないのを知ることになります。


ここです。






車体の真ん中で見せつけるように鎮座するエンジン。
その排気量、2457cc!!



バイク用のエンジンとしては世界No.1なんです。
デカすぎで、横から見たら真四角ですやん(笑)。この位置に収めるにも苦労したんやろうなぁ。
マフラーは右2本出しのように見せかけて、実は左側の下からこっそりと1本出ています(汗)。
レイアウトをする余裕もなかったと言っているようなもんやん(苦笑)。




歴代のバイクで排気量が2000ccを超えているのは、
カワサキのVN2000(バルカン2000)の2053ccと、ロケット3GTの2車種だけ。

VNがバイクとして初めて2000ccの壁を突破したときはトチ狂ってると思いましたが、
やはりというか、オーバースペックだったのか長生きできずその姿を消し、
現行で2000ccオーバーはロケット3GTただ1車種。独壇場です。

エンジン出力も167PS、22.6kg-mと凄まじい。
特にトルクの太さがモンスター級で、フル加速させたらマル北の「ロケット」も真っ青やと思いますよ(笑)。



こんなトルクの塊のバイクを日本の道路でおとなしく走らせるのは至難の業ではないですかね?
峠のワインディングでちょっとアクセルを開けたらその名の通りロケット加速して、そのまま崖下にロケットダイブしそう(汗)。

販売する国を間違えている気がするのは僕だけでしょうか…。





※ボスホスが一番じゃないの?とお思いかもしれませんが、あれは車のエンジンを載せてますので別格ですね。
(→コラム「ボスホス」)