【「２相棒」プレゼンツ】 何が何でも黒枝豆
毎年１０月になると、また黒枝豆が楽しめるんだとワクワクしてきます。
ＨＰ上では黒枝豆の魅力をたくさんご紹介していますので、改めてここで書くことはないでしょう。
何のことか分からない人は、僕のコラム読んでください。リンクは張るの面倒なので割愛（笑）。
どーしてこんなに美味しいものが年中無いのかと悔しくなるくらいです。
ま、１年のうち１０月にだけ売られるからこそ、価値が増すのでしょうけどね。
で、２００７年１０月６日土曜日。
次週に迫った「黒枝豆オフ会」の下見および味のリサーチを兼ねて、
兵庫県篠山市へ黒枝豆を買い出しに行ってきました。
僕と、向かいに住む幼なじみの「達（仮名）」と原チャ連ねて走ることに。
カゴにステップにメットインに黒枝豆満載して帰ってこような、と期待しながら。
僕たちは秋晴れに心地よく身を任せていました。
片道６０ｋｍ、２時間とかからない気楽なツーリングで、朝出て昼下がりには京都に帰ってくる計算やったのに、
それが、考えもしないトラブルに見舞われるなんて、誰が考えたやろう。
最初だけ僕たちは別行動でした。
朝９時半、
僕は「２相棒」で京都市左京区の母親の仕事場に行き、そこに置いてあるＬＥＡＤ（新）に乗り換えて集合場所へ。
「達」は自宅からＬＥＡＤ（古）で集合場所へ。
我が家のＬＥＡＤ（新）は１０年目・走行５万８０００ｋｍ。
「達」のＬＥＡＤ（古）は、１５年目・走行３万ｋｍ。
もともと我が家のだったんですけど、事情があって「達」に差し上げた代物です。
新しいか古いかは 両者の比較であって、はた目で見たら、どっちもボロですわ（笑）。
けれども、ＬＥＡＤ（古）はその前週に全面的なリフレッシュを行い、排気ガス規制前のモデルとあって鋭い走りをします。
発進でアクセルを大きく開けると、後ろにのけぞってしまうほどですよ。
オバちゃんバイクやのに何ちゅう加速すんねん（笑）。
集合場所である河原町五条交差点で落ち合った僕たちは、
せっせとＲ１→Ｒ９を西へ西へ、京都盆地を横断します。
１０時頃には京都市・亀岡市の境目である老ノ坂峠を超え亀岡市街に入っていきました。
渋滞する車列の横をスイスイ走り絶好調です。
「達」は初の長距離原ツーなのですが、早くもその魔力（？）に取り憑かれたらしく、
もたもたする僕を差し置いて勝手に前を走ってるやん（笑）。
こら「歩道を走ろ」とか言うんやないっ！
Ｒ９→Ｒ３７２に入り、亀岡市民体育館横のコスモス畑を眺め…何度と走っている道をどんどん走ります。
それまでのハイテンションが一気に地に落ちる「それ」が起こったのは、
湯の花温泉に差しかかろうという場所ででした。
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僕の乗っているＬＥＡＤ（新）がいきなり「うぅ〜ん」スピードダウン。
アクセルをあおっても「うぅう〜う〜ん」と、もだえるようなエンジン音がし失速。
その感触からオーバーヒートと感じました…ボロいのに果敢に走りすぎたか？
しばらくエンジンを休ませてたら直るやろうと思ったのですが、症状は変わらず。
以前、点火プラグの不調で走らなくなったことがあったので、それも疑ってみましたが、工具を持ってませんので点検すら出来ません。
うーん、このまま考えててもどうしようもないな。
どこかバイク屋さんで見てもらおうと、「達」も一緒にＲ９に戻り、手近な店にＳＯＳをしてみました。
その店の店主に事情を話し、少し近所を走ってきてもらうと、
「エンジンが焼きついている感じがする」。
ゲッ！重症どころの話じゃないです。
オイル切れやエンジンの過回転により、シリンダーを焼きつかせてしまうと 修理費が非常に高くつき、
その割に再び焼きつく恐れが高いので直さないのが普通だからです。
僕の脳裏には「廃車」の２文字がチラつきました。
店ではすぐに処置も出来ないと言うので、丁寧にお礼をいい店を後にしました。
このまま走り続けるわけにはいきません。
黒枝豆はお預けにして一旦京都市内のなじみのバイク屋さんで診てもらおうと来た道を引き返しました。
加速が鈍っていますので、ゆっくり、ゆっくりと。
ＬＥＡＤとも今度こそお別れかもしれない。
しかし、本当の悲劇はここからでした。
Ｒ９の亀岡市・京都市の境目の老ノ坂峠を越えたところで、
ＬＥＡＤ（新）が「バチン！ガヒューンガラガラガガガガー！」と大きな音を立てエンストしてしまったのです。
後続の「達」がひどく驚いたぐらいですから、かなり大きな音だったに違いありません。
ああ…エンジンが逝ったか…。ついにＬＥＡＤが天に召されてしまったな…。
でも、念のためエンジンをかけてみるか…、完全に焼きついたならガラガラと大きな音を立てるやろうけど…。
ところが、セルスターターを回してみると、ごく普通にエンジンがかかりました。特に異音もしません。
まさかと思って軽くアクセルを回してみると、エンジンはスムーズに回転しています。
しかし、一緒に回るはずの後輪が回っていません。
僕には覚えのある症状でした。
さっきの大きな音は、エンジンのパワーを後輪に伝えるＶベルトが磨耗して切れた音だと直感しました。
あのバイク屋の店主は「エンジンか、マフラーの詰まりか、ＣＤＩのパンク」が原因と言い切りましたが、どれも違ったのです。
「私はバイクを１００台１０００台と診てきてる」と経験豊富さをほのめかしていましたが、それでも外してますぜ、ダンナ（笑）。
原因がエンジンではなかったことに、まず安堵しました。エンジン以外なら安価で修理が利くからです。
次の問題は、動かないＬＥＡＤ（新）をどうするか。
まず、なじみのバイク屋に電話を…。
