お猿が進化する
以前に、ホンダご自慢の50ccレジャーバイク 「モンキー」を紹介したことがあります。
(→コラム「『モンキー』マジック」)
見た目の可愛さや改造のしやすさから人気車種でしたが、
原付1種にとっては過酷な排気ガス規制のあおりを受け 2017年8月をもって生産終了し、惜しまれつつ引退となりました。
…が、引退直後の2017年末に開催された、車の祭典「大阪モーターショー」の
ホンダのブースにその姿を再び現したのです。
見てもらいましょう。
ほうほう、タンクといい、シートの形といい、左側に入った「Monkey」のロゴもそのままに。
左から見ても、右から見ても、「モンキー」……
…と言いたいところですが、あちこちに違和感が…。
それもそのはずです。
・可倒式のハンドル → 単なるバーハンドルに
・鉄板に丸い穴を開けた形状のホイール → カッコいいアルミホイールに
・タイヤのサイズが8or10インチ → 12インチに
・ドラムブレーキ → 前後ともディスクブレーキに
・よく見たら、フロントフォークも倒立式になってるやん
そして、決定的に違うのは車体のサイズ!
このモンキーには手を触れることすら出来ませんでしたので、直接的なサイズ比較は出来ませんでした。
引退したほうは、僕が跨ると
↑このスタイルだったのが、
展示されている「モンキー」は、コピー機で150%に拡大コピーしたくらい大きくなっています。
サイズ感がまるっきり違うんですよ。かつての可愛らしさが感じられません。
それもそのはず。この「モンキー」は125ccだからです。
説明によると、
ホンダ社内の「モンキーを蘇らせたい」有志によって製作されたものとのこと。
でも、この「モンキー」はかつてのモンキーではなく、
むしろApe100をカスタムしたような雰囲気なんやけどなぁ。
この似て非なる「モンキー」は、製品化され、発売されることになりました。
51年目のモンキーは、レジャーバイクの復権となるのか?!