「若返り」の代償



高速道路は、一般道より道路工事が頻繁に行われています。
それは、速い速度で車が通行するので道路が傷みやすく、しょっちゅう舗装をやり直すためです。
ちょっとした道路のワダチや凸凹でも、それにハンドルを取られて大事故につながりかねないですからね。
安全に高速走行をするためには、道路のきめ細かいメンテナンスが必要なのです。



高速を走っているとき、路面に注意を払うことは一般道のそれに比べれば少ないと思います。
滑りやすいマンホールのフタとかも無いですしね。



ま、マメなメンテナンスなんて当然やろねぇ、高い高い高速料金を払っているんだから、
快適に走れるように整備されてなかったらSAのゴミ箱に家からもってきたゴミ捨てるど〜(消極的)。



そして、たま〜に期間や場所を限定して集中的に道路工事が行われることがあります。
いわゆる「リフレッシュ工事」です。
道だけじゃなくて道路族の議員とかNEXCOの天下り幹部なんかも一緒にリフレッシュできたらもっとエエのに(笑)。

現在(2006年5月末)、
愛知県の東名・春日井IC〜大阪府の名神・吹田ICまで、
そのリフレッシュ工事が行われています。


ツーリングマップルで確認すると、区間距離は177km
近年まれに見る大規模工事です。

期間は5月29日〜6月10日朝までの13日間で、
期間中は土日を除き全線にわたり
終日1車線規制



ただし、京都東IC〜京都南ICの9.9km区間だけは土日も1車線規制。
これだけでも規制しすぎじゃないのか?と思うのに、
更に今回は 京都南IC入口も閉鎖されます。

↑左上が若狭湾、左下が大阪湾、
右下が伊勢湾、真ん中が琵琶湖

赤+青:工事区間
青:京都東〜京都南間



京都南ICといえば、京都の南部の要所です。
街中に「渋滞注意」の垂れ幕がかかっていますが、
そんなレベルでは済まされないだろうと予測はしていました。



工事は始まり、得てして僕の予想を超える結末を迎えました。



ラジオの渋滞情報を聴いていると、名神は平日の早朝から20kmを越える渋滞箇所が発生し、
京都南ICから高速に乗れないために、東隣の京都東IC(京都市山科区)に向かうR1と、
西隣の大山崎IC
(京都府大山崎町)に向かうR171で大渋滞になってしまいました。


山科にいた母親は、あまりの車の流れの悪さに事故渋滞と思ったと言いましたが、
仕事でR171を走る僕も渋滞に巻き込まれたときは同様に思っていました。それぐらい酷い混雑なのです。
特に京都市〜大津市間の通り道は京都東ICのあるR1しかないので、否応無しです。


ラジオで毎朝8時50分に流れる渋滞情報は、普段だと渋滞箇所がほとんど無くてすぐに終わるのに、
今は、朝っぱらから渋滞箇所が多すぎで放送が「いつまで続くねん!」ってほどに長いですわ(笑)。
いい加減に聞き流していると、どこが渋滞してるのかこんがらがってしまいます。



僕は時間にキツく縛られる仕事ではないですので多少遅くなっても許されますが、
時間に追われる運送業の方などのストレスは計り知れないでしょう。
渋滞の長さが、日本の車社会度とトラック物流の多さを物語っているように思いました。



ところで、一般道の道路工事は年度末が多いですが、あれも集中工事の一種ですか?(笑)
あれだけあちらこちらで掘り返されると、道はガタガタになるし、リフレッシュ工事より迷惑なんですけど。



一般道もこれくらいマメに道路を整備してくれたらいいのに。
家の前の道もアスファルトが1m×1.5m四方に軽く陥没していて雨が降るたびに水たまりが出来て困るもんで(笑)。