自光式自転車レーン




若い人のアイデアや発想力には常々感心させられています。

僕たち「成熟した大人」は固定観念だとか前例だとかにとらわれて、
新しいもの、奇抜なものに条件反射的に拒否反応を示すことがあります。
それでは未来への発展なんて望めへんのやけど、つい…。




そんな、若い人たちのアイデアの発表会がありました。

大学生の発想を京都府警の交通安全対策に生かす取り組み、
「ポリス&カレッジ in KYOTO」なるものでして。コンペみたいなもんか。



以前、コラムで取り上げたトリックアートもその時のものなんですね〜。(→コラム「神出鬼没トリックアート」)



最優秀には、夜間に歩道の自転車レーンを蓄光塗料で目立たせる
その名も「ルミナウォーク」が選ばれました〜。







蓄光のいいところは、光源がなくても ぼんやりと光を出し、うっとうしくないところ。
同じ仕組みはアナログ式の腕時計によく使われてますね。
明るいところで「貯めた」光が暗いところで文字盤を灯すので便利ですよ。


反射鏡は光源が無いと見えませんし、LEDライトは光束が強くてまぶしいし、電源として太陽電池等が必要なのでね。


常にぼんやりと光っていることで車線を意識するでしょうし、他者/他車へのアピールにもなります。


あと、これだとコストもあんまりかからなさそうなのも選ばれた理由かなと思っています。



でも、個人的にはスマホアプリでポイントを貯めるのを推しますわ。
「ポイ活」流行ってますよね。だからゲーム感覚でポイントを貯めようと自転車の一旦停止も守ってルール向上に貢献できそうですやん(笑)。



とにかく、若人たちのアイデアは「活きて」ますね。
これからにも期待したいです。




記事引用:京都新聞 2023年2月10日付朝刊