輝きの数(の、2分の1)だけある未来




中年街道まっしぐら(特にお腹とか orz)の僕ですが、ボウフラみたいに湧いてきたわけではなく
ちゃ〜んと10代や20代といった若かりし頃が存在してたんですよ〜。

人並みに青春時代 (;´∀`) を送ってきて、それなりにスッタモンダもありました(笑)。



でも、年齢を重ねるにつれ、「若かった」頃との年齢差が広がっていくわけで。



学生の街・京都に住まい、生活する僕は、学生たちの姿を見ない日がありません。
そんな彼らの無限に溢れくる元気さを過去の自分とダブらせて羨ましくなったり。




仕事柄、ちょくちょく通りかかる某大学はロケーションの問題もあり、バイクで通学する学生が多くを占めています。

バイク、といってもビンボー学生のゲタ的扱いの乗り物ですから、大多数が原チャですね。

ちょっと経済的に余裕のある人は普通二輪免許を取って原付2種スクーターに乗っていたり。
財力に余裕があるか親ローンを駆使して250や400のバイクの人だっていますよ。僕は親ローンで「相棒」を手に入れましたし。



おかげで朝の通学ルートは中国の通勤ラッシュのようにバイクだらけですわ。




彼らはやっぱり若いからその走り方も、
良いように言えば若さあふれる悪く言えば適当で中途半端でいい加減なので、
仕事の2t車を走らせている僕は何度もヒヤッとさせられています。


左折しようとしているおれを左側から抜いて右折するのはやめてくれ!おれを人殺しにさせる気か!!



その大学の通りに面した駐輪場にはバイクが整然と並べられていて、壮観なんですよね。


バイクのHPの主宰をしている以上、この光景は是非お披露目したい!
長年これをカメラに収めようと思っていたのです。

が、わざわざカメラを向けると
不審者が盗撮してると思われて駐輪場のガードマンに詰問されたり、警察に通報されたりするのもアホらしいので、
虎視眈々と撮影のチャンスをうかがっていました。




それに、いつ行っても僕が願うような壮観な光景がある、わけでもないんですよ。



学生って気まぐれですからね。

朝イチだとズボラな学生が登校してなくて駐輪場が閑散としてますし。
春休みや夏休みといった長期休暇も長いので、シャッターチャンスと思って行ってみてもバイクが全然止まってなくてショゲたり。



新学年が始まった直後はマジメに通う学生たちも、
ゴールデンウィーク頃には授業をサボることを覚え、
学業よりバイトに精を出したり、コンパに明け暮れたり、
テスト前にノートのコピーを手に入れられれば単位ゲット確定、などなどの理由で
大学に来なくなってしまい、やっぱり駐輪場が閑散としてしまう
ので、撮影時期がごく限られてしまうのです。




学生という立場は生涯で最も自由を満喫できる時間やのに、
それだけにウツツをぬかしていたら、オマエらの父ちゃん母ちゃんは泣いてるぞ〜。



ちょっと年寄りくさく説教してしまいましたが、
僕の苦労の甲斐(?)あって、遂に写真撮影に成功したのです!!







写っているだけでも数百台はあるスクーター。
この反対側には大きなバイク用の駐輪場があり、そこにもたくさんのバイクが。


陽の光を受けてキラキラと輝くバックミラーたち。まぶしいです。
写真では全てが伝わらないかもしれませんが、実際に見たら美しいものですよ。

ミラーは1対なので、その輝きの半分の数だけ学生たちの未来があるのです。
ナンボ考えても彼らの立場がウラヤマシイ。




繰り返すも、若さって最大のアドバンテージなのに、若いときにはそれに気づかないんですよね。
のちのち必ず後悔する。これ人生のオキテ(笑)。