略称は「スカドラ」




いわゆる「未来の車」がそこまでやってきています。
完全自動運転(→コラム「おひとり様100円の『レベル4』」)もそうですが、もうひとつ、「空飛ぶ車」


世界各国で実用化に向けて実験や試乗を行っていますが、ニホンでは2025(令和7)年の大阪万博でお披露目になるようで。


位置づけとしてはドローンより大きく、ヘリコプターより小さいといったところでしょうか。
両者の間がありすぎやな(笑)。まぁ、今の世の中にはそういった乗り物の「適切なサイズ」が存在しませんからね、仕方がないです。




それはともかく、僕が思うのは、いつまでこの手の乗り物を「空飛ぶ車」と呼び続けるのか、ということです。


本物は見たことなくても、試作機やイメージ図なら各種メディア等で見たことあるでしょ?
それを見てどう思いました?

「車」と言ってるワリに、子どもの頃の僕たちが想像した「未来の車」…乗用車に翼やプロペラをつけたもの…とは大きく異なる姿かたちをしていて、
地球の端から端まで譲歩しても「車」とは言い難い



「車」と言っても普通免許では運転させてくれへんやろうし、だいたい名付け方が「空飛ぶじゅうたん」と大して変わらんのもどうかと…。
ハクション大魔王の世界になってしまうやん(笑)。




確かに今のままならイメージはしやすいけれど、どうもニホン的でダサい
普及する前に分かりやすい統一名称を付けるのがいいんとちゃうかな〜と思うんです。



たとえば、
「パソコン機能およびインターネット接続機能搭載システム手帳型電話機」「スマートフォン」と呼んだり、
「同じデザインで上下一そろいの洋服」のことを「セットアップ」と呼ぶように。



その先手を打ったかのような記事が出ていましたので紹介しますね。


(↓画像をクリック/タップで拡大表示します)





2人乗り→3人乗りになる…というのが記事の内容ですが、それはどうでもいいんです。
どうせ完成しても僕なんぞに試乗させてくれるとは思えへんし、「乗車」前に「墜落して死んでも免責」とか念書を書かされそうやし(不謹慎)。
僕が注目したのはそこではなく、「空飛ぶ車」の名称です。



スカイドライブ。



とってもイメージしやすい。開発企業の名称そのままなのはシャクやけど、やられた感は否めません。
未来が拓くような気がしませんか。この名称から 少なくとも空飛ぶじゅうたんを想像する人はいまい(笑)。


関西人はすぐに略すし、「スカドラ」で。いっぺんに格が落ちたな(苦笑)。




今から流行らせて世界共通語にしちゃいましょうよ。
和製英語の「アイスコーヒー」が正しい表記を駆逐して 英語圏でなじんでしまったように(笑)。

この会社、たとえ空飛ぶ車を完成できなかったとしても、商標権だけでボロ儲けできそうやな (´ε`; )




記事引用:京都新聞 2023年6月20日付夕刊