家電×車=エンターテインメント




期待していたのに、コラム公開後わずか2ヶ月で方針転換していたことに、僕は失望を禁じ得ない。


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家電メーカーのソニーが自社で電気自動車(EV)を作り、デカいSUVタイプの車を試作したニュースが出て1年。
(→コラム「家電メーカーのビジョン」)

そろそろ次の動きがあってもいいのにと思っていたら、出ました。







まさかの、自動車メーカーとの協業体制。


車を移動や運搬の手段にとどまらせず、エンターテインメント空間にしたいとのこと。


今の車でも運転者以外はそれと近いような感じにはなってますやん。
たとえばミニバンなんかの後部座席の後付けテレビを使えば。



それを自動運転と組み合わせて、
運転者(完全自動運転が実現したら「運転者」の概念もなくなるか)も含めた「みんなで楽しめる空間」に昇華させたいようですね。

僕らの年代でいうなら、小学生当時、ファミコンを持ってない子どもらが、それを持ってる友達の家に集結し、
みんなでテレビ囲んでゲームをした(ゲームをしてるのを見ていた)のと同じようなものか(古)。





うーん、個人的にはアメリカのIT企業が作った自動車メーカー・テスラ打倒を目標に、
ニホンの新たな自動車メーカー誕生に期待を寄せていたんやけどなぁ。


ソニーは自社単独での自動車開発を断念したのかどうかは不明。ソニーのサイトにはまだ「ビジョン」が掲載されているし。
https://www.sony.com/ja/SonyInfo/vision-s/

ただ、サイトの更新が1年近く停まっていることを考えると…。



ニホンのメーカーはそれぞれ得意な分野を生かすほうがいいのかもしれませんね。



記事引用:京都新聞 2023年1月6日付朝刊