原付好きにさせた張本人



僕、実はこんなHPを立ち上げておきながら、原付(以後「原チャ」)を一度も所持したことがありません


無責任やって?!ううん、最後まで読んでから意見してね。
早とちりは損ですよ。




19歳で中型二輪免許(※当時、今の普通二輪免許)を取得して、いきなり400ccに乗っていた加減で、
非力で、しかも右手だけで運転できる原チャ(特に50ccのスクーター)なんて、乗れたもんじゃないわと、
見下していた節がありました。
バイクとは、両手両足全てを使って乗るもんだ、と。



俗に「単車」とひと括りされるバイクの操作は複雑で、

右手 : アクセルとフロントブレーキ
左手 : クラッチ
右足 : リアブレーキ
左足 : チェンジペダル
(変速のことね)


と結構忙しいのです。慣れたら無意識で出来ますが…。




でも、僕の回りはすでにに乗る年頃に突入していて、
僕のように大学生になってから大きなバイクに乗ろうという人は既にいませんでした。
バイクに乗るといえば、普通免許のオマケで乗れる原チャばかり



結局、大学時代、同級生と自分のバイクで走りに行ったのは僅か1回
それも、他のメンツはそれぞれ自分の車で、僕だけバイクという惨めなものでした。
GWの最中、時雨気味の天気のもと、日本海側を走ったので、やたら寒かった記憶があります。




ところが、ある日、腐れ縁の「真宗Jr」こと、「T」が「僕とツーリングに行きたい」と言い出したのです。
でも、「T」に至っては(当時)原付免許しか持ってなく、彼のバイクは「ライブDio(※ホンダの50ccスクーター)



え、それで走んの?
僕は自分の400ccで行っていいんか?

と尋ねると、
なんと「T」は「おれに合わして、400ccで30km/hキープして走れ」と言うではないですか!



マラソンを先導する白バイやあるまいし、そんなノロい速度で走れるかい!!
それなら、おれかって50ccで行ったる!と彼の挑発に乗った僕は、
母親の「LEAD50(※ホンダの50ccスクーター)」を拝借して、京都市から東へひたすら走り、三重県津市に到達しました。



そのツーリングが、僕の想像を越えて、滅法面白かったのです。
それを機に僕も原チャに乗るようになり、その後幾度となく原チャ・ツーリングに行くことになったのです。



いまや僕も「原チャ信者」の一員となり、
そうさせた張本人である、「T」に感謝しています。




このHP「49のソコヂカラ」では、その原チャ(特にスクーター)にスポットを当てて、そこはかとなく書いていきたい。
そして、原チャが、バイクが好きになってもらえれば、それ以上の喜びはありません。