トンネルの中の滑り台




受験生にとって見たくもない聞きたくもない、忌まわしき単語が混じってますが、気にしない。
安心しなさい、僕も今までに散々滑りまくったから orz


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普段は全く必要とされていないのに、必要とされているもの、非常口

どこへ行っても見かけますよね。あのマーク。







緊急時に屋外へ脱出するための大切なもの。



普段は固く閉ざされているビルなどの非常口の扉。
僕、あの類に興味をそそられるんです。
あの扉の向こうにはどんな世界が広がっているのやろう。



まぁ、たいていの場合は扉の向こうには
蛍光灯がぼんやりと灯るコンクリートむき出しや鉄骨むき出しの らせん階段があり、
火災や大地震などの災害時に安全に避難できるよう、頑丈に造られています。



いかなる優れた建造物であっても、
非常口の向こう側は一様に造形美のかけらもない
冷たく無機的な様が
異空間っぽくて、好きなんです。



コラムにも書いてます(→「歩いて目指そう、展望台」)



さて、非常口は建物だけでなく、交通社会にも存在します。
それは、トンネルです。


延長が数kmにも及ぶような長大トンネルにもビル同様に避難経路が作られていて、
トンネル火災や大事故等でトンネル内に閉じ込められたとしても、安全に避難できるようになっているんですね。

高速道路の長大トンネルだと、数百メートル間隔で非常口があり、
扉をくぐると、被害を受けていない反対車線側のトンネルに出られたりします。

そんな中、一風変わった非常口が関西で初めてお目見えしたというのでご紹介します。





子どもたちに大人気の滑り台で避難!

高速道路の下に面白そうなものを作ってますやん(不謹慎)。


滑り台と言えば、普通に滑り降りるだけでは物足りず、数々の滑り方を編み出したものですが、
そのなかでも、腹這いになって滑る、いわゆる「スーパーマン滑り」が好きでしたね〜。

でもあれは速度の制御が出来ませんし、勢いよく滑り降りた先の地面に頭から突っ込んで危ないので、
先生から「やってはいけません!!!」と言われたものですが、やってはいけないことをするのが子どもですやん。



設計者は、階段で避難という固定観念を捨て、童心に帰って思いついたのかも…(笑)。



あ、いやいや、この滑り台だけは役に立たんといて欲しいです。



記事引用:毎日新聞 2020年3月28日付朝刊