夏休み限定封鎖作戦




今回は、5年物のネタを披露いたします。
以前に取材しに行って、放ったらかしてたのを今頃(汗)。


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京都市左京区の静市と大原を隔てる江文峠(えぶみとうげ)。

本線は事実上の旧道となっていてほとんど使われてなく、バイパス道路がメインの道です。
そこそこの距離と勾配があり、自転車でのトレーニングにはうってつけ。
僕も2度ばかしチャレンジしたことがありますが、上りきる頃には息も絶え絶えで自分の力不足を感じさせてくれます。



さて、この峠道の両側の取り付け部分には、謎の長いポールが立っていました。
普通に走っているだけなら目に留まることもないでしょう。






ところが、ある時期になると現れたのです。



学生時分は7月になると待ち遠しかった、そして終わる頃には宿題に追われた、
あの長〜い長〜い休みの時に。




以前に「バイク・シャットアウト・ロード」と言うタイトルで、
バイクだけ通行できない道があるというコラムを書いたことがあります。


こういうことになったのは、バイク乗りの過去の「おいた」のツケなのでしょう。


京都やその周辺のその手のバイク通行禁止の道は周辺に逃げ道があったりするので、
通行するだけなら さして問題にはならないのですが…、





江文峠を封鎖されてしまうと、かなりの遠回りを強いられてしまうのです。


自転車にとってはトレーニング向けの道も、
バイクにとっては勾配の具合といい、コーナリングの良さといい、走り応えがあるのです。


そういうわけで、常時…ではなく、夏休みの時期だけバイクが締め出されていたのです。
他所からツーリングに来られた方が見たら泣いてたやろうなぁ、これは…。「そんなん知らんがな」って。


で、ナビで近くの抜け道検索して、超「酷道」で有名なR477・百井峠に連れ込まれる、と(笑)。




   同様の仕打ちは、
   京都府南部の宇治市〜大津市南郷を結ぶ
  「宇治川ライン」の天ヶ瀬ダム〜宵待橋
(よいまちばし)でも行われています。

   ちなみにバイクの通行規制がなされない宵待橋〜大津市南郷の間
  土砂災害が頻発していて、バイクどころか車両全面通行止めもよくある
んですけど(苦笑)。

   結局、夏休みの間は宇治川ラインはバイクでは全く走れないということに(涙)。




ちなみに江文峠は冬休みの間はバイクの通行は規制されてませんでした。
なぜなら、山間部ゆえ凍結していてバイクは転倒必至ですので、通行禁止にするまでもなく、誰も来ないからでしょう(笑)。



…と、ここまで書き上げ、ただいま学生さんは夏休み真っ盛りの2013年8月半ば。
江文峠はバイク封鎖中かな〜と仕事帰りにバイクで行ってみたら、




謎の長いポールが撤去されているではないか。
規制周知の看板も無いではないか orz



あろうことか、僕が取材以来5年間も放置していた間に
江文峠はバイクの通年通行が可能になっていた
のです orz

当然バイクで江文峠を越えて帰宅しましたよ、ええ (`皿´#)


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これだけ書いたものを全面ボツにしたくないので、悔し紛れで文章を全部過去形に直し、公開しちゃいました♪