琴引浜
日本有数の「鳴き砂」のある浜。
浜辺自体は大きくありませんが、全面的に砂が「キュッキュッ」と琴を爪弾くように鳴きます。
石を組成している物質の一つ「石英(SiO2)」が擦れる時の音が「鳴き砂」の正体なんですが、
琴引浜は、石英の含有量が他所に比べて多く、鳴きやすいというわけです。
浜辺の入口は狭く、有料駐車場を避けて(←この時期に金を取るとは商業主義の塊め!)路駐してるクルマのせいで渋滞してる
横をすり抜け、砂浜のすぐそばまであっさり来れました。
さすが原チャ。
周りで鳴き砂の音を聞こうと懸命になってる人たちに混じって、僕と「T」も早速トライ。
う〜〜ん、鳴かない。 手で押してもダメ、踏んづけてもダメ、 ジャンプして砂の上に強く着地してもダメ。 周りの人たちも、一向に鳴ってる気配がしない。 さっきまで天気が悪かったし、きっと雨が降ったんやろう。 そうや、それのせいに違いない! と、悪天候に責任をなすり付け、諦めてると、 「えいまる君、鳴るでー」と「T」の声。 |
ウソやん!なんぼやったかて、ウンともスンとも言わへんかったやん!って言おうとする僕に、よぉ見ときや、と「T」。
すると、「T」の歩みにあわして砂が「キュキュキュキュキュッ」って鳴ってる!
??わからへん、何で鳴んの?
あっさりギブアップした、やる気なしの僕の前で「T」がさらにキュッキュキュッキュ言わしながら悠々と歩いてる!
周りの観光客ですら鳴らせられへんのに、なんで「T」だけ出来んねんやー?!
不思議に思ってる僕に、コツを教えてくれました。 強めに靴底を擦らせながら歩けばいいんです。 砂同士が擦れあって簡単に鳴きます。 そうと分かればこっちのもの、さっきの僕はどこへやら、 まだ鳴らない奴等の周りで思う存分砂を鳴かせて楽しみました。 |
「T」が鳴き砂で砂山を造ろうとしている… |
やっぱり嫌な野郎です(笑)。
砂をフィルムケースに入れてもって帰りましたが、その程度では指で押すしか方法がなく、当然のように鳴きませんでした。
見た目もフツーの砂と大差なく、ジャマなだけなので、家の近所の未舗装の駐車場に撒きました(笑)。
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