千枚田


僕と「T」、2人揃って絶賛したのが、ここ。

「千枚田」の本場は能登半島ですが、ここのんは観光案内にも大きく取り上げられていませんし、
「屏風岩」のように整備された国道沿いでもありません。

府道にも指定されていない1車線の道から見下ろすんですよ。


場所は説明しにくいのですが、伊根町役場から国道178を北へ2km余り上がったところにある、バス停「大原口」から
新井崎(にいざき)へ伸びている狭い一般道があります。
それをまっすぐ行くと、公民館があるので、そこを左側へ行き、峠を越え、下り坂に差し掛かるその場所から、目の前に見えてきます。


僕たちは「千枚田」のある正確な場所も分からなかったので、道中、人に道を訊いて、来る事が出来ました。


僕の予定には入っていませんでした
「T」が何かで「千枚田」の事を知ったらしく、行こうと誘ってきたのですが、
僕に至っては漢字も分からず、「せんまいだ」ってなんや?と言ってた位です。


「千枚田」は、さしずめ、段々畑の田んぼ版
急斜面を何とか利用しようとした、先人たちの知恵の結晶です。
でも、
田んぼ1枚あたりの面積が狭いのでトラクターなどが入れず
田植えなどは未だに人の手で行われているのが現状です。

その非効率のせいで、どんどん千枚田が無くなって行く中でも、
機械化の波に負けじと、今もなお、維持する姿勢には脱帽です。


だーれも来ない道端に原チャを停め、
ただただ広がる千枚田を、
いつまでも眺めて
いました。
ちょうど田植えのシーズンだったので、
緑が斜面に広がり
美しかったです。


その横で、
「T」は前に中国に行ったときに買ったという「ヒマワリの種」をハムスターのごとくボリボリ貪っていました。
僕は食べてませんが、美味しいんだそうです。
風景と「ヒマワリの種」がベストマッチだったそうで、
「T」の足元にはヒマワリの種のカスが大量に散らかっていました。


もし、
「千枚田」を見下ろせる場所にヒマワリが咲き乱れていたら、それは悪友「T」のお陰です。
感謝しなさい!!?

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