タイヤチェーン最強説




車に履いているスタッドレスタイヤが寿命となったので、交換してもらおうと自転車で近くのカー用品店やタイヤ専売店へ
値段の確認&状況を偵察に行きました。



僕、セッカチなんでね。
店に行ってすぐに作業に取り掛かってもらいたい派なんですけど、覗いた店は日曜とあってどこもいっぱい orz
予約が必須のようです。



ただでさえ僕は乗用車の運転をしたくないのに、
予約で時間を縛られた挙句、
家から出て どの方向に向いても超混雑する道を運転させられる
のなんてマッピラごめんですので、
店も道も空いてる(だろう)平日に予約は取らず直接飛び込みすることにしました。



そんなスタッドレスタイヤ。冬用タイヤの代名詞ですが、考えてみたらヘンな名称と思いません?
スタッド(鋲)がレス(無い)のタイヤ。



裏返すと、以前の冬用タイヤにはスタッドが付いてたんか?と考えられますが、その通りでして。


スパイクタイヤと呼ばれていました。


雪道ではグリップ最高でグイグイ走れたそうですよ。
ですが、雪のない路面ではスパイクがアスファルトを削り粉塵被害が多発したため、廃止されました。
僕が小学生の頃には無くなっていたようでして、スパイクタイヤをナマで見たことはありません。



ちなみに、どういうわけか原付など小型スクーター用には今もあります。雪国限定のようですが(笑)。
(→コラム「雪中行軍非推奨派」)





そのスパイクタイヤに代わる性能を有するものとして、
やわらかいゴムに刻まれた細かい溝が雪をガッチリと掴む仕組みのタイヤ、
スタッドレスタイヤが生まれたわけです。



よくある雪道なら 概ねスタッドレスだけで走れたのですが、
近年のヘンな天候のせいで過去経験したことないような局地的なドカ雪が降り、
急激な積雪により坂道を登りきれない車が立ち往生したことで、
何百、何千台もの車が何kmにも渡って数十時間〜数日も動けなくなってしまう事態がたびたび起こるようになりました。



そこで、こんな規制がなされることになったのです。






標識も用意されました。







タイヤチェーンは最強ですね。

金属製やゴム製の異物をタイヤに巻きつけるのですから走りはガタガタしますけど、
どこまでも走っていけそうな気分になりますもん(笑)。



かつて、奈良県に唯一ある、山深く雪に埋もれた林道の先にある秘境のスキー場に行ったときに、
ノーマルタイヤに総輪チェーンのヴィッツが来てまして、チェーンの絶大なる威力を思い知った次第です(笑)。






↓これ、奈良県の光景と思えません…。





僕もタイヤチェーンは何度か装着したことありますけど、正直言って面倒なんですよね。
それが起こりうるシチュエーションは、概して雪の中での作業となりますので、
寒くて冷たいし、手は かじかむし、上手く巻けずに頭に血は上るし…。



ズボラな人向けに、洗濯ネットのようなものをタイヤにスポッと被せるものや、タイヤに吹き付けるだけでグリップ力が増すスプレーもありますが、
それらはチェーンの足元にも及びません。



そういうものに頼るよりも、お天道様に手を抜いてもらうようお祈りするほうが早いと思いますよ(笑)。

それ以前に、記事にもあるように、雪道にノーマルタイヤでやって来るお馬鹿さんを撃退するほうが先決では…。




記事引用:京都新聞 2018年12月10日付夕刊