いざ渡れ、Wブリッジ




京都盆地の西を隔てる桂川
上流は嵐山から、下流は宇治川・木津川と合流し近畿最大の川、淀川の流れとなっていきます。



京都市内の桂川の延長約18kmに架かる橋は、上流から、


渡月橋(とげつきょう)
松尾橋
上野橋(かみのばし)
西大橋
桂大橋
久世橋(くぜばし)
祥久橋(第二久世橋)
久我橋(こがばし)
羽束師橋(はづかしばし)
宮前橋


の10本しかありません。

だから、桂川を渡るために、結構遠回りをさせられるんですわ。



京都盆地の東を流れる鴨川には橋がいっぱい架かっているのに 桂川には少ないのは、
京都市内に車を入れさせないためにわざと橋を架けなかったという噂があります。

あくまでも噂ね。ホンマかどうか分かりませんので、真に受けないように(笑)。




そんな桂川に1997(平成9)年に旧橋より架け替えられた羽束師橋を取り上げます。


ご覧の通り、二層構造というのか、W橋というのか…
まぁ、とにかくひとつの橋脚で2本の橋を支えている、
一風変わった橋です。


上は長さ742m、下は長さ240m。




は京都市南部と長岡京市を結ぶ4車線の車道で車やバイク専用道路となっています。
歩道橋として整備され、歩行者や自転車が行きかう生活道路となっています。


僕はこの橋の造りがめずらしくて取り上げたわけではないんです。



見て欲しいのはコチラ↓


上の橋にはこんな標識が。
下の橋にはこんな標識が。







さて、いきなりですが問題です。

上下の両方の橋を渡れる乗り物がありますが、それは何でしょう。





下のほうに答えを書いてあるけど、見る前に写真見直してちょっとぐらい考えようぜ!





























正解は↓

 

自動車
(原付1種以外の全て)

原付
(原付1種(50cc未満))

軽車両
(自転車など)

歩行者
× ×
×



なんと、唯一 原チャはどちらの橋も渡れちゃうんです!
一体どうして?!


えいまる君の推測:


・原チャで上の橋を渡ると路肩も無いため、法定速度走行では危ないから、
 下の橋を渡れるようにした。


・原チャは生活に密着した乗り物と位置づけて下の橋を渡れるようにした。
 




うーん、どちらも説得力に欠けますが、とにかくOKなんです。
関係機関に理由を尋ねるなどは愚行ですよ。わざわざ薮を突く必要ナシ。



いつも邪魔者扱いされてる原チャやけど、ここでは鼻高々で行こうぜ!(笑)



(下(歩道橋)の手前に記されてる予告標識。かなりのアドバンテージやねぇ。
 青い標識の×印の道はサイクリングロードのため 原付通行不可)


言い方をかえれば、どっちつかずとも言うことか…。

orz