洗車ノススメ




原付って、つくづく可愛そうな乗り物だと思います。



乗ったら乗りっぱなし、駐輪場に自転車と一緒に停められる、洗車はされない、
空気も入ってない、壊れたところは壊れたまんま

ほとんど自転車同様の扱い

まぁ、名前からして「原動機付き自転車」って言うくらいですからね。



でも、この名前がついた頃の原付は、その名の通り、自転車にエンジンを付けただけの乗り物で、
ノーヘルでOKなら、それでも良かったかもしれません(→コラム「原動機付自転車の基」)が、
少なくとも、今の原付は「原付」と名前をつけてるのが失礼な、高性能マシンですよ



バイクの新車販売台数の7割以上が原付1種(50cc)で、
しかもそれの6割がスクーターの現実。

でも、その6割が一番ほったらかされている。
片手で運転できる、手軽な乗り物に成り下がってるのが一番の原因かも知れませんね。



そして動かなくなったら、ナンバープレートを外して、フレームナンバーを削って、山に捨てる(笑)。
いくらなんでも、あんまりです。


だいたい、そういう乗り方してるとバイクの寿命が、短くなる一方やと思いませんか?
もう少し大事に乗ってやってくださいよ。



そこで、「バイクメンテナンス」をすると、いつまでも快適に乗れるわけです。
言葉だけを取ると大袈裟ですが、別に難しいことはさせません。
僕がおススメする、バイクメンテナンスは、



洗車すること。




乗りっぱなしでドロドロのバイクを、きれいに洗いましょう。

僕の洗車グッズの一部を載せました。




洗剤は専用のでなくても、台所用の中性洗剤でも構いません。
ブラシはボディ用と、ホイール用の2本あるのが理想ですね。
足回りは特に汚れているので、硬いめのブラシを。歯ブラシでもいいですよ。
スポンジを写し忘れました orz



洗剤をバケツに入れて水で薄め、
スポンジや洗車ブラシにつけて、ごしごし洗う



それから水で洗剤を洗い流す。



そんな荒っぽいことして、バイクが壊れたらどうすんねん!、って?
心配無用。
バイクは雨でも走れるように設計されてるじゃない。そんなの問題ではありません。

ただし、水をかけるときは、バイクの前から後ろに向かってかけること。
バイクは前からの水に対しては強いですが、後ろからの水に対しては弱いのです。


バイクは前に進む乗り物という事を考えれば、意味が分かりますよね。
ましてやマフラーに水を入れるなんて、もってのほか



それから雑巾で水分をふき取って、余裕があればワックスもかけましょう。
クルマ用のでOK。



どうです、キレイになったでしょ?



これのどこがメンテナンスやねん!とお怒りのアナタ。まあまあ落ち着いて。

丁寧に細部まで洗車していたのなら、きっとバイクの部分部分を見ていたと思います。



タイヤを洗うときに、タイヤを押してみて、空気が減ってる、タイヤの溝が減ってるなぁって
思いませんでしたか?


ウインカーレンズにヒビが入ってた、割れてた、って気付いたかもしれません。
チェーンドライブのバイクの方なら、チェーンがたるんでるし、バイク屋さんで見てもらおう、とか。
シートが破れてたし、シートレザー買ってきて直そかって気になったかも。



バイクの「病気」に気付いて欲しいんです。



ツンツルテンになったタイヤのまま走ってる原付、多いです。
チェーンがたるんだまま チャリチャリ言わして走ってる、銀行や新聞配達のバイクも気になります。
よくそのままでいられるなーと不思議でなりません。
余計なお世話かもしれませんが(笑)。



とにかく、僕は洗車することがメンテナンスの第一歩だと思います。
クルマでも自転車でもそうです。


「キタナイのよりキレイな方が、つこてて気持ちいいやん」