原動機付自転車の基(モト)




うっかりすると「原動機付自転車の」と読まれかねないので、ルビ振りました(笑)。
葬ったりしませんのでご心配なく(;^ω^)


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バイクの世界において、
50cc未満のバイクだけが「自動二輪」ではなく「原動機付自転車」と呼ばれていますよね。

両者は法的な意味でも明確に分かれていて、道交法上は原動機付自転車だけが「特別扱い」されている。
これもHP上では何度も取り上げてきた話。



ですけど、たとえば、ヤマハのJOG(50cc)とホンダのPCX(125cc)を並べてみても、両者ともやっぱりバイクですやん。

何が違うのん?法的に何故分けてるのん?

そんな僕のちょっぴりとした疑問を解消する答えが新聞の経済欄に載ってました。




1952(昭和27)年にホンダが発売したコレです。
当時の広告をまず見てもらいましょう。





市販の自転車に取り付けるエンジン「カブ号F型」です。

これを付けると、自転車が原動機付自転車に変身するんです。

どうやら、今の原付ってのは文字通り「原動機を付けた自転車」がスタートだったようで、ちゃんと理由があったのです。




当時の自転車は重たいフレームで変速機もなく、今のママチャリみたいに楽には漕げなかったと思います。
それだけに、「上り坂も下り坂」のセールスコピーが泣かせますね。



ま、エンジンをつけてしまうと運転免許は必要で、
「満14歳以上の方は簡単に許可が貰(もら)えます」と書いてありますね。



簡単に許可がもらえる…今の原付免許そのもの(→コラム「原チャの免許の買いだしだい!」)ですやん。
しかも中学生でも免許がもらえて原付が乗り回せたなんて…!
そんなに若いときからズボラを知ってしまってエエのんか?!



…と思いましたが、このカブのお値段は2万5000円
当時の大卒の初任給が5〜6000円程度だったそうですので、相当な高級品ですがな。
中学生どころか、広告の女性なんて絶対に乗れへんかったんとちゃうか?



そんなカブ号F型の写真を僕はたまたま撮っていました。

↓コレ




これはカフェカブパーティー(→コラム「カブヌシ総会」)の参加者が展示していたものを撮ったのですが…。

当時の僕のコメントには「…エンジンだけですか!」と書いてました。
まさかそれが現存する貴重な原動機付自転車の基やったなんて!(無知って怖いわ〜)




これが後にホンダの代表作となるスーパーカブへと繋がっていくわけです。

最後に、新聞記事を載せて〆たいと思います。





新聞記事の上部にシミがあるのは、揚げたての天ぷらの油を切るバットの下に敷いてあった新聞をレスキューしたからです(笑)。
気づくのがもう少し遅かったら諦めて図書館に走っていたことでしょうヽ(´Д`;≡;´Д`)丿



参考資料:毎日新聞 2015年4月15日付朝刊