頑丈な野生動物




「事故を見ていませんか?」


このような書き出しで始まる立て看板を見かけることがあります。

交通事故の目撃者を捜している、地元の警察が立てた看板です。

それらが立てられる理由は様々で、
たとえば、当事者の証言が大きく食い違っていてトラブルになっている場合や、
ひき逃げなどで加害者を捜している場合…などが挙げられます。




そんな中、われらが京都市の上賀茂神社のすぐそばに、こんな「目撃者求む」の立て看板が立てられました。







未明に新聞配達中のバイクが鹿と衝突し、
バイクに乗車されていた男性が亡くなった事故です。

この場所、山の近くとは言えど住宅地ですよ。
一般的に野生動物は人を怖がるはずやのに、なんで鹿が居んねん。ここ奈良公園と違うど!(→コラム「カモン、ディアーズ!」)




本来、山奥で生活している彼ら。
山に木の実などの食物が少ないのか、何者かが餌付けしてしまったのか、
もしくは人里に生ごみ等の美味しいものがあることを知ってしまったのか、
野生動物が山を降りてくる…。

そして、ニンゲンたちと鉢合わせになり、様々なトラブルを引き起こすわけです。



で、件の交通事故ですが、鹿は逃げたそうです。



ちなみに、上賀茂神社から北に3kmあまり行ったところでは、こんな看板が出ていました。







ここは山あいの道路ですが、周囲には住宅が点在しています。
そんな場所に熊が潜んでいるかもしれないと考えただけでもおそろしい。



過去には、この近くで車で通勤途中の同僚が道路に出てきた熊と衝突し、
車が大きく破損した
と言ってました。熊はやはり逃げたそうです。


本来なら当たり屋の熊に修理代を請求したいところですが、逆に鋭い爪でガリガリーッ!と引っ掻かれそう orz

先ほどの鹿といい、野生の動物は結構頑丈なんですね。




それにしても、上でご紹介したの京都府謹製の看板では、
熊がシルエットになっているせいか、あまり緊張感を感じることが出来ませんやん。


そこで、近くにある某大学のグラウンド入口には、こんな立て看板が掲げられました。










































ひーッ! (((( ;゚Д゚)))  コイツ、人を何人か食ってるやろ〜!!



そういうわけで、彼らと出くわしても勝負はせず、目を合わせたまま後ずさりし、距離が開いたら一目散に逃げましょう。
死んだフリは逆に彼らの好奇心を煽るという説もありますので、全速力で逃げましょう。



※ 赤いベストを着ている黄色い熊には、ハチミツがタップリ入った壷を渡してお引取り願いたい(笑)。