趣味、献血
ながいこと苦手だったもの。
注射。
健康診断や予防接種のときがとっても憂うつでした。
社会人になってからも年に1回は健康診断で採血がありますよね。
あの注射針でチクチクされるのん、とっても痛いですやん。
こんな図体してますけど、たいへん怖がりでしてね、僕。
針が刺さる瞬間は気分が悪くなったり目眩がして倒れそうになったりで
医師や看護師を手こずらせたものです(笑)。
そんな風になってしまったのは、採血や注射をする人に問題があったんですよ。
針を刺して「あ、間違った」とか言ってもう一回刺し直したり、
刺したのはいいけれど、血が出てこなくて刺し直しとか。
上手く刺せても、神経にモロに触ってすんごく痛くて涙流したりとか。
どんなけヘタクソやねん。百発百中になるまで特訓して来い!!という有様でしたので
ますます注射針に対する恐怖心は募っていったのでした。
そんな僕に転機が訪れたのは20代がまもなく終わろうとしたときでした。
近所のスーパーに来た献血バスで弟が初めての献血をしたんです。
献血自体は興味はあったものの、「超太い針で刺される」とウワサで聞かされていた僕は二の足を踏んで
献血をしに行く勇気が湧かなかったのです。
が、曰く「そんなに痛くなかった」らしく、弟に出し抜かれたことが悔しかったのもあり、
僕も思い切って献血バスに行ってみたのでした。
先に結論を書くと、弟の言ったとおり大して痛くなかったんです。
「超太い針」ではなかったですけど、普通の注射針よりかは太い針だったのに。
もちろん体調不良を起こしたり失神することなど当然ありませんでした。
正直、これには驚きました。
そして、血液をおすそ分けしたお礼にジュースがもらえる。
僕が献血の魅力につかれたのはここでした。貧乏性丸出しやがな(笑)。
献血バスでの献血では、もらえるのはジュースが関の山ですが、
全国にある日本赤十字社の献血ルームへ行くと、もっといいサービスを受けられると知り、
今ではもっぱら京都駅前の献血ルームに出没しています(笑)。
献血ルームは明るくて開放的。
看護師さんたちも親切丁寧でやさしく、
血の出をよくするために温かい飲み物を積極的に取るように言われるため、ジュースが飲み放題(嬉)。
以前はお菓子もいっぱい置いてあって食べ放題でしたが、いつの間にか縮小され、
行きつけの京都駅前の献血ルームでは「カントリーマアム」、「ビスコ」と、せんべいだけになりました…(゚Д゚#)
理由はお察しください orz あ、僕が食べ過ぎたからと違うで!!
とにかく、古くさい病院のようなイメージをお持ちなら、それは全然違います。
一人でも多くの方に来てもらえるようにと、快適な空間が待ってますよ♪
先ほど、注射針を刺されるのが大して痛くないと書きましたが、
採血担当の看護師さんたちは誰もが百発百中で上手く針を刺さはりますよ♪
うちの職場の健康診断に来るヘタクソな看護師と代わってくださいな。
そしてベッドで横になりながらの採血中は各自に備え付けられたTVで好きな番組を観たり、
採血に1時間ほどかかる成分献血(血しょうや血小板だけ漉(こ)しとって残りを体に戻す採血方法)だと、
DVDも観ながら快適な採血が行えるようになってます。
僕は「名探偵コナン」のDVDを観つつ、温かいココアを飲みながら成分献血をするのがお気に入り。ガキンチョか(笑)。
(※現在はDVD観賞サービスは終了しています)
ちなみに、最もポピュラーな400ml献血の所要時間は5〜10分くらいです。TV観てたらじきに終わります。
なお、僕の最速採血時間は3分5秒です。勝負なら受けて立ちますぜ(笑)。
そして献血後には粗品ももらえます。血を提供するだけやのに、至れり尽くせり。
何がもらえるかは、その時次第♪
さらに、後日、血液の検査結果を郵送でお知らせしてくれます。もちろんタダです。
「ラブラッド」(旧名称・献血Friends)に登録すると、ネット上で過去の献血結果(2006年以降)も見られます。
↓「ラブラッド」マイページ スマホ版
↓参考までに、旧「献血Friends」 ガラケー版(現在は運用終了しています)
献血カードも「ラブラッド」専用のものに替えられますし。僕はこんなカワイイのにしてしまった(笑)。
そんなこんなで注射針さえ見るのが怖かった僕は、今では次に献血が出来る日が待ち遠しくなってます。
まぁ、下心満載ですが(笑)。
血液は人工的に造れないもののひとつです。
そして血液製剤や手術等で輸血に必要とする量(需要)に対して献血者数(供給)は不足気味だとか。
血液は長期保存が出来ないらしく、だからこそ継続的な献血が必要らしいです。
コラム掲載当時の僕の直近の献血記録はこんな感じです。
献血を始めて15年。献血回数が50回となり、お礼としてガラスの杯をもらいました。
↓左から、30回、10回、50回の記念の杯です。
(※ガラスの杯の授与は終了し、現在は選べる記念品に変わっています)
献血するには様々な条件がありますが、はっきり言えるのは、献血出来るってことは健康である証。
それと、血を抜くことで造血作用が働き、体が活性化するそうですよ。
僕はこの調子を維持し積極的に献血して、趣味の本分を尽くそうと思う次第です(笑)。
(公開:2015.2.26、追加:2020.1.8)