おみやげ




旅行につきものですよね。
贈って良し、もらって良し。



自分のためのおみやげは旅先での思い出がこもり、親しい人のためのおみやげには、喜ぶ相手の顔が浮かんだり。

職場へのおみやげは、「○○へ行ってきました!」とか大書きされたパッケージの
50個入り500円の一口サイズのクッキーで十分。義理やもん(笑)。




そんなおみやげ。
僕は自分用に小さなキーホルダーを買うことにしていて、今や結構な数のコレクションになっています。

他人のためのおみやげは食べ物と決めています。
大体は酒の肴かご飯のお供になりそうな山の幸や海の幸を選んでいます。
おいしく胃袋に収まるものがいいですもん。

○○タワーのミニチュアとかペナント(懐)など形のあるものをもらっても困惑しますやん。
自分が行ったわけでもない所のものを部屋に飾れますか?




実のところ、僕は、誰かのために買うおみやげは長く買ってませんでした。
それ以前に旅行に行ったことすら黙ってました。


以前勤めていた職場には、餓鬼のようにおみやげをタカる連中が多数いて、
連休なんぞ取った暁には旅行に行くと勘繰られ、おみやげを強要されるので嫌やったんですよ。
沖縄の離島に一人旅に行ったときは、「○○を買ってきてくれ」とリクエストされまくって、
結構な額を散財させられた悪夢がよみがえりますし orz

おみやげを買うために旅行に行くわけではないんやから。


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最も印象に残ったおみやげは、これやな。


東京方面へ出張で行った際、東京駅の新幹線ホームでパッと目に入ったんです。
自分のためではなく、当時世話になっていた同僚の子どもに買ってやろうと不意に思い立ち、それを買いました。



コレ↓






なんてことはないミネラルウォーターです。ただ、ボトルが新幹線の形をしていて面白いやんとネタ感覚で購入しました。
京都へと戻る新幹線の車中で、テーブルに何度も「新幹線」を並べて一人ご満悦。









後日、同僚から「新幹線」を手にご満悦の兄妹の写真が送られてきて、僕の選択は正解だったと満足感に浸っていました。



喜んでもらえてこその おみやげ。



まぁ、僕にとってはペットボトルよりもこっちのほうが「おみやげ」でしたけどね(笑)。




レシートだけ見せたら、新幹線を買ったんか!って驚いてくれ…るかなぁ。



(2020.8.6)