裁判の国の下心



地球温暖化が叫ばれ、温室効果ガスとして悪玉にされている物質、二酸化炭素(CO)。
COが地球の大気に占める割合はおよそ1万分の35(0.035%)。


人間が生きていくうえでどうしても排出してしまうCOは、森林などの植物が光合成を経て酸素(O)にしてくれます。
でも、そのO以上に人間の営みはCOを出してしまい、生態系のバランスが崩れかかっています。

そんな折、2006年9月21日付の新聞にこんな記事が載っていました。






この訴えを起こしたロッキャー司法長官は、究極のエコロジストなのでしょう。
日ごろの移動は自転車や電車のみに違いありません。
そうでなければこんな裁判起こせるはずがないしね。

車社会のこの国で、車が悪いといっているのですから。
デカくて適当な作りのアメ車は知りませんけど、ニポン車の環境基準は厳しいので、地球への負担は非常に少なくなってきてるはず。
訴えられる覚えなどないのでは?
少なくともアメ車と一緒くたにされてる時点で、司法長官の頭脳レベルが見えてますが(笑)。



それも数百億円なんていう法外な賠償金を要求するあたり、いかにも訴訟社会のアメリカらしいです。

この国の裁判所は
マクドのコーヒーが熱すぎて火傷しただけでも、信じられんような額の賠償金を払わせる判決を出すほど程度が低いので、
今回の件も「金払え」の判決が予想できます。

何でもかんでも訴えて金を巻き上げるしか能がないのでしょうかねぇ。

最初から「金が欲しいから言いがかりつけて訴えました」って、はっきり言うたらどうなんや?



COマイナス6%をかかげた京都議定書にも賛同しない国に環境を語る資格なんかあらへん!と思うんですが。
あ、連邦政府は批判のやり玉に上がってるんですね。
でも、連邦政府を訴えることはしない、と。
ビビってんのやな?ブッシュが怖いんやろ?(笑)


これでもしも自ら車に乗っていたら、偽善者のレッテル貼って、エコロジーなニポン車で轢いてさしあげるで(笑)。


参考資料:京都新聞2006年9月21日付夕刊


(2006.9.21)