か〜ねが欲しいか、ホラやるぞ♪



神も仏も信じない無宗教の僕でも、一応 ニホンに住まうものとして、年の初めは初詣でスタートします。



2年前の元旦には原チャで初詣ツアーを敢行し、数撃ちゃ当たる 的な事もしましたけど、
ただ参拝するだけのワンパターンさに飽きがきていました。


何か参拝する価値のある所は無いかいなぁと思ってると、人づてに面白い鳥居のある神社があることを知ってしまいました。



中京区の西洞院御池(にしのとういん・おいけ)交差点を北に上がったところにある、御金神社と言います。
名前からして、ソレっぽい雰囲気です。



早速詣でに行ってみました。


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京都市街のメインストリートのひとつである 御池通は人通りも多々ありますが、一歩外れると途端に下町になります。
このあたりの西洞院通は1.5車線の南行き一方通行ですので、
車で走ってると、まず通り過ぎてしまうほど地味な場所です。


そこに、金ぴかの鳥居が現れます。



鳥居に施される色といえば、朱色が標準だろうの固定観念がある僕には、
和歌山県旧本宮町(現:田辺市)の熊野本宮大社の こげ茶色の鳥居も「なんやこりゃ」と驚かされましたが、
そんなの比較の対象にもなりません。



キンキラキン。
お正月前に塗りなおしたのか、磨いたのか、見事すぎる黄金の輝き。 

これ以上ないストレートさに僕の表情も複雑になります。



あと、名前の読みですが、「おかね神社」ではありません。正式名称は「みかね神社」です。
ですが、どう頑張っても「おかね神社」と読んでしまうがな(笑)。


派手な構えに対して、境内は狭く、あっさりしてます。

本殿もあっさり…と思いきや、こんなところもキンキラキン。

本殿の屋根に目を向けると、
瓦にまで黄金色に輝く「金」の文字が。
さらに、境内の横手に回ると、
神社の規模に似合わない、
おびただしい数の絵馬
がかかっています。

読んでみると…



ジャンボ宝くじが当たりますように

ロト6が当たりますように

株・金取引で資産がどんどん増えていきますように

一生お金に困りませんように

お金持ちになって金運が絶えませんように




楽して儲けたい願い事ばっかり!!!
なんて欲深く浅ましいんや。




人間の本音の部分が裸子植物のごとく あらわになってますわ。



確かに「金は天下の回り物」やし「地獄の沙汰も金次第」やけど、こんなにガメつい欲望を 神様に頼む度胸は無いわ。

やっぱりおれは無宗教者を装っておこうっと。