軽トラクタ+軽トレーラー




モーターショーに展示されるものには、があふれるものがありますね。
「こんなのがあったらいいのに」みたいな。



その手のイベントで僕が夢を追いかけているのは、
僕自身がいい意味で少年のままだからかもしれません。


そんな少年の目に留まったのがこの車でした。



(c) Response.jp


ホンダの軽トラ、アクティをトラクタ化し、
そこへ軽サイズのトレーラーを繋いでしまった「新しい」乗り物です。


その名も「アクティ・コンポ」


以下画像全て(c) 本田技研工業



オーディオのミニコンポが流行った世代からすると、コンポという響きに惹かれます。







紹介例では、バイクを積んでレースに行くトランポ代わりになっていますが、
トレーラーのサイドパネルは付け替え可能ですので、
窓付きのものに替え、布団やちゃぶ台などを持ち込めばちょっとした小部屋にもできます。




だけど、そういう使い方なら、ハイエースやキャンピングカーでエエやんと思うかもしれませんね。
もちろんその辺も考えてありますよ。


トラクタ化したアクティのほうは、単体で軽トラとしても使える!
軽トラの実用性の高さ、素晴らしさは損なっていないんですね(→コラム「田園地帯のフェラーリ」)。





そして、この車格でありながら、
実はアルファードよりも小さいので、駐車場は1台分で済む(笑)。



それが大きく見えるのは、写真の撮り方が上手いからでしょう。



トレーラー側の車輪も操舵する、いわゆる4WSなので、コーナリング時の車体の安定性があります。



車体が軽いので、けん引免許は不要。普通免許だけで運転できます。
そしてトラクタ・トレーラーとも軽貨物扱いなので、税金が安い!

軽自動車税は、アクティトラクタが年額5000円、トレーラーも同じく5000円。
車体全体で言えば軽の枠を思い切り超えているのに、税金が激安なのは笑えます。



面倒なのは自賠責保険と車検が2台分ってことかな。
任意保険はトラクタ側でカバーされるので、トレーラー側は車両保険が不要なら入らなくてもOKなんですけど。

ま、それはともかく、ちっこいのに夢がありますやん。すごく楽しそう〜。




…しかし、この車、走ってるのを見たことありませんよね?
そう、夢のまま実現せずに終わってしまったのです orz




しかもコレ、2002年の東京モーターショーで出展されましてね(もちろん行ってません)。
コラムを書いている今2024年です orz






企画倒れのホンダは見捨てて、カスタムカーメーカーに頼んだらワンオフで作ってくれるかなぁ。




参考・画像引用:
ホンダ プレスインフォメーション「アクティ・コンポ」
https://www.honda.co.jp/factbook/motorshow/2002/03.html

Response.jp 東京ショー2002速報
https://response.jp/article/2002/10/29/20470.html