ピンクナンバーをまとった400cc相当




国内4大バイクメーカーのスポーツタイプのEV(電動)バイクを初めて見ました。
名古屋モーターサイクルショーで。
やっと出てきたか〜。



国内メーカーのEVのバイクって、原付規格のスクーターや、
〒バイク(→コラム「9万台のガソリンフリー」)、デリバリーバイク(→コラム「マクドバイク」)ばっかりで、
外国メーカーが先行しているスポーツタイプのモデルは出す気がないのかな?と思っていたのですが…。



ようやくというか、やっというか、焦らされたというか、カワサキがやりました。

コチラです。








シャープさを見せつけるストリート系のバイク。カッコいいやん。
「Z e−1」といいます。「Ze−1」ではありません。「Z [スペース] e−1」です。
カワサキの放つZシリーズの一つなんだとか。




シルバー基調のカラーリングの中に、
ビキニカウルとテール部分、ホイールにライムグリーンをまとい、カワサキをさりげなく主張しています。



本来エンジンが鎮座しているところにブラックボックスが。これがバッテリーボックスかな。
燃料タンクの部分をパカッと開けて脱着式のバッテリーを出し入れし、
その上部に5Lのスペースを確保し、小物が収納可能(→コラム「イミテイション・タンク」)。

場所を取るエンジンもエキパイやマフラーも無いから、
下回りがスカスカしてるのがちょっと気になるかな。




で、このサイズ感ですから250cc相当かと思わせますが、
モーターの定格出力0.98Wですので、125cc相当なんですね〜。
なのでナンバーはピンクになります(ダサい)。

そしてスクーターと同様にアクセルを回すだけで走れるので小型二輪AT免許でOK




ここまでなら125ccエンジンのバイクでもいいやんと思うのですが、
そこはEV。トルクがとても太く、400ccのバイクと同等なんですね。
それもエンジンと違ってゼロ発進からそのトルクを発生するので、加速は強烈でしょうね。
小型バイクとなめてかかったら痛い目に遭いそう。

最高出力9kW(12PS)なので、最高速はそこまで速くないでしょうけど。



それにプラスして、カワサキお約束の隠し玉、e−boost機能も搭載。
15秒間加速と最高速がUPできます。
ウルトラマンでも3分なのにZ e−1は(以下略)。




で、肝心のお値段ですが、101万2000円(税込)!

ちょっと高くないですか?と思ったそこのアナタ!
EVには購入補助金が出るんですよ〜。

国から12万円
東京都から、46万円も!



つまり、東京で登録したら合計58万円も補助金が出て、
お値段爆下げTVショッピングもビックリの差し引き43万2000円に!!

カワサキはこれを見越して価格を盛ったのではと勘繰っちゃいますね。

ちなみに我らが京都府にはEV補助金がありません orz

皆で東京都に住民票移してバイク買って、今度こそ財政破綻させようぜ!(笑)




あ、肝心なことを書くのを忘れてました。
カタログによると、1充電で走れる距離53km(※ROADモード)です。

僕の通勤だと1往復しか持ちません orz
いっぱい走りたくなるデザインしておいて、事実上街乗りオンリー…。
スマホのバッテリー並みに毎日充電…。



僕みたいなのが乗ったら重量オーバーで、早々に電欠しちゃいそうな orz
ツーリングに出たとして、道の駅やコンビニのEVステーションで充電できるのやろうか。

まずは脱・街乗り!

(1充電200km走ってくれたら購入候補に入るのに。)




参考:
YouTube;いおぶろぐネット
Kawasaki Z e-1 が街中の充電スポットで充電出来たよ!【電動バイク】【Ninja e-1】
https://www.youtube.com/watch?v=n5rAUWo-NiE

Kawasaki Z e-1 初の電欠と航続距離の検証【Ninja e-1】【out of battery】
https://www.youtube.com/watch?v=6gunGZDAs8U