2秒の壁に挑んだクルマ




車やバイクのエンジン性能を示す尺度といえば、馬力やトルクが身近かなと思います。


ほかには、登坂能力(とはんのうりょく)という、どれだけ急な坂道を登れるか…なんてものもありますね。
それはtanθ(シータ)で表され、単位はラジアンです。 たとえば、tanθ=0.45などという風に。



え、tanって何やねんって? タンジェントですがな、タンジェント。三角関数の。
高校の数学でサイン (sin) 、コサイン (cos) 、タンジェントって習ったでしょ。

え、ラジアンって何やねん?!角度の単位で、半径1の円弧の長さを基準にしたものですがな。
角度は「度」よりもラジアンのほうが合理的なんですよ。



んもう…ここで高校数学の復習をしたいところやけど、そんなのを書き出したら脳ミソが沸騰する人たちが続出しそうやし、
だいたい、コラムがいつまで経っても進まないので、この辺でカンベンしてやるわ〜 o(`ω´*)o


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などなど、数字上のスペックで表されるものだけではなく、見た目にも分かりやすい尺度があります。

加速性能です。


これは、アクセル全開の走行により行うため、エンジンの絶対的な数字が表されます。



たとえば、よく聞く「ゼロヨン」(0−400)は、400mの直線をゼロ発進から何秒で走れるかというものです。

「ゼロヒャク」(0−100)なんてものもあり、
これは、ゼロ発進から時速100kmまでの加速が何秒で到達できるかの指標です。



かつて、「2ちゃんねる」 (現 「5ちゃんねる」 ) には、車やバイクの加速動画を載せるスレッド(項目)があり、
載せられた動画をまとめて掲載している外部サイトもありました。



「自分の家の庭」 で撮ったという、車やバイクの加速動画が次々と投稿され、
車の性能の割にあまりに速く、動画の早回しじゃないのかと訝りたくなるものから、大型トラックのものと思われる超遅い加速動画、
排気量の小さなバイクでアタックし、100km/hに到達できない動画もありました(笑)。



ただ、どの動画も映っているのはスピードメーターだけでしたけど(笑)。




まだYouTubeもスマホもない時代のこと、撮影メディアも、
画質がVGA (640×480ピクセル) やQVGA (320×240ピクセル) の動画モードのデジカメだったり、
更に画質が悪く、コマ数も少ないガラケーの動画でしたけど、
どの動画も撮影に涙ぐましい努力が見られる素人さ満開だったのが面白かったんですよ。




そこから導き出された、僕基準のゼロヒャクの「速さ」は、

4〜5秒 メチャ速い
6〜7秒 結構速い
8〜10秒 高速の合流も余裕
15秒 もう少し頑張って加速しよう
50秒 大型トラック(そりゃ高速では減速したくないわな)
1分 電車(笑)




高級スポーツカーだと 3秒台なんてものも実在しますし、
1000ccクラスのスーパースポーツバイクだと 2秒台というモデルもあります。



しかしながら、素人動画でも速さの上限がありました。

それが「2秒の壁」です。

エンジンつきの乗り物に乗られていると分かりますが、どうしても加速にムラがあるため、
そのせいで2秒が切れない…。


と思っていたら、こんな記事が出てきました。









市販車で、その「2秒」の壁を公式に突破したのです!

ですがエンジンではありませんでしたね。さすが効率のいいモーターの成せる業なのかもしれません。

って言うか、この辺まで来ると、飛行機の離陸の加速よりも早いので、
体がシートに押し付けられてマトモに操作できないのでは…。


あと、お値段4億円って…。買えるとか言う次元と違うやん orz



人類の、加速に対する欲望は留まることを知らないでしょうし、
いつか、市販車で1秒の壁を突破する日が来るのかも…。




記事引用:京都新聞 2018年10月4日付朝刊


ちなみに、「自分の庭」以外で撮影すると、こういうことになりますので、ご注意ください (笑)→ コラム 「競争相手は新幹線?!