天上へ翔ける「原チャ」橋




当HP「49のソコヂカラ」を立ち上げて間だしの頃に公開しているツーリング記に少し書いているのですが、
あらためてご紹介したいと思います。



京都府北部の日本海に面した街、宮津市にある宮津湾。
ここには、波や海流により出来たとされる砂州(さす)があります。


その名は日本三景の一つ、天橋立(あまのはしだて)。
訪れたことはなくても写真などで見たことはあるかと思います。自然が作り出した芸術です。




天橋立は高いところから見下ろすのがセオリーでして、たとえばこの写真↓




     




これは、天橋立北側の山肌にある展望台「傘松公園」から撮ったもの。

「股のぞき」して上下逆さまに見ると、天に架かる橋のように見えることから、
その名称が付けられています。



ちゃんと「股のぞき台」なんてものがあり、僕もそこで何度も股のぞきをして一人悦に入っていましたが、
はたから見れば、ただの おばかさんにしか見えない恥ずかしい現実orz




僕の恥ずかしい体験はいいとして…、え〜、このように見下ろす天橋立は美しいのです。


しかし、

天橋立の実態は、松林に覆われた4km近くもある細長い砂浜のため、
そぞろ歩いても特に風情はありません。歩き疲れるだけです(笑)。
さらに、夏場は天橋立が海水浴場になるなど、
見下ろす美しさとは裏腹に結構俗だったりします(笑)。





そうは言うものの、国の特別名勝であり、国定公園の指定もうけている天橋立のため、
車両の通行が規制されてて当然のような気がします。



が、実は軽車両(自転車)と125cc未満のバイクは通行出来ちゃうのです。素晴らしい!!

ここに掲載している標識では、バイクは夜間だけ可となっていますが、
これは写真を撮影した夏休み期間中(7/18〜8/20)の措置でして、
それ以外の時期は時間を問わず走行可能(多分)。

  



国道を通るよりかなり近道になるので、ちょうどいい抜け道なのですが、
舗装してあるわけではないですし、散策してる観光客などもおられますので、スピードの出しすぎはご法度ですぜ。



このときは「2相棒」と訪れたため、残念ながら天橋立をバイクで走ることは叶いませんでした。







が、たまたまこの日の夜、天橋立の海岸線に並べた かがり火でライトアップするイベント、
「炎の架け橋」が行われるということを知りました。



これは、天橋立に伝わる神様の恋物語「天(あめ)の浮橋神話」をもとに、
良縁成就の天橋立を舞台として、ロマンチックな情景を未来に伝えていこうと行うもの…
だそうです。



夕方には自宅に帰る予定だったんですけど、
そんな面白そうなイベントを無視して帰るヤツがどこにいるんや。

日暮れまで時間をつぶして、
天橋立南側の山にある展望台
「天橋立ビューランド」へ向かいました。



スキー場以外で乗るのことなど滅多とないリフトに乗って山上へ。


日が落ち、だんだんと宮津湾に夜の帳が下りるころ、かがり火に点火。
漆黒の舞台に一本の橋が架かり、打ち上げ花火が彩りを添えました。




昼の天橋立はもちろんのこと、ライトアップされた天橋立も美しいものでした。

それが終わってから帰宅の途についたたため、家に帰り着いたのが夜半近くになりましたが、
見られて良かったなぁの気分で満足でした。










炎の架け橋の日に原チャで行き、昼は股のぞきと海水浴と原チャで天橋立を疾走。夜は炎の架け橋を鑑賞した後に宿で宴会。
ぐふふ、贅沢な原チャツーリングのプランが立ったがな。


しかし問題なのは、僕が天橋立を走れるバイクを持ってないことやorz