ナンシーちゃん
良く訊かれるんですよ。
「このバイク、何CC?」
幾度となく耳に入るこのフレーズ。
バイク乗りが話しかけられる切っかけとしては定番中の定番ですよね。
同じバイク乗りなのに、そんなん訊かれたこと無いで〜と言うアナタ!まぁまぁ落ち着いて続きを読んでくださいね。
僕はかつて乗っていた400ccの「相棒」と、今所有している800ccの「2相棒」、
どちらででも行く先々で排気量を訊かれまくっています。
通勤で乗って行ってる「2相棒」は、職場でも同僚らに排気量を尋ねられます。
現場で仕事中に、同僚から「あのバイク何CC?」と通りかかったバイクの排気量を尋ねられることも。
クルマの世界では「このクルマ何CC?」と訊いたり訊かれたりすることなどあんまり無いですやん。
そのくらい排気量などどうでもいい項目なのに、
バイクの世界では、排気量がステータスのひとつとして大きく君臨しています。
次に良く訊かれるのは「このバイク、幾らしたん?」
値段を聞かれます。クルマの世界では、尋ねる頻度の少ない項目です。
第3位の質問は、「このバイク、何キロ出るの?」
やはり、速さは永遠の虜なんですよ。
ちなみに「2相棒」はリミッターを解除すると250km/hくらい出ます。
…このように、バイクに対する質問って、ちょっと違ってる気がします。
しかも、訊かれる対象のバイクは、
スポーツ系や大型、もしくはBMWやハーレーなどの外車などに偏っているように思います。
これらのバイクに共通してるのは「デカい・速い・カッコイイ」の三拍子。
訊いてくる人も「昔バイクに乗ってました」から「単なる興味本位」までさまざま。
没個性的なミニバンとエコカーばかりがもてはやされる現在のクルマの世界に対して、
バイクってのはいつの時代も人の心を惹きつける「何か」があるんやなぁと思わされます。
ちなみに、母親のシグナスXや今は亡きLEADでツーリングしてたときなど、上記の質問は一度たりともされたことがありませんわ(涙)。
もともと原チャが主人公として立ち上げている当HPとしては由々しき問題です。
しかしながら、僕は知っています。
原チャでマスツーリングをしてると、休憩中に人目を引いているのを。
デカくもないし、速くもないし、カッコ良いこともないかもしれないけど、
「これ50ccなんですよ。こんなのでも長距離走れるんですよ」と
違う視点から小さなバイクだって排気量を自慢できるんですよ。
マイナス要素なんて、見方を変えて全部プラスにしてしまえばOK!
さあ、家の片隅でほこりを被っている原チャ、キレイに磨いて走りに出てみない?