標識がいっぱい



交通標識…道路のいたるところに立てられていますね。
舗装されてる道なら、相当な山奥に行ってもポツンと立ってますもんね。
そこまでして立てるか?!な設置者の根性(執念?)に感心します。



一口に標識といっても、規制標識・指示標識・警戒標識・補助標識・案内標識の5種類があります。
いまのところ合計124種類もあるそうで、ここには全部は書き切れません。


どういったものがどういう種類なのかは、
免許センターなどで免許の取得や更新時にもらえる「全国交通安全協会」が発行している小冊子
「交通の教則」でも見てもらうことにしましょう(手抜き)。



あの冊子を要らんと受け取らない方もいるようですが、
しかめっつらしい条文の羅列である道交法を簡易な文章やイラスト等で分かりやすく解説してくれている「イマドキ」な体裁ですよ。
僕が持っている「交通の(略)」は、各所にちびまる子ちゃんのイラストを用いてフレンドリーな感じに仕上がっています。

なにしろ、僕のHPの内容の多数のネタ元にもなってるぐらいですからね。
もしお手許にありましたら、一度読み返してみるといいです。交通法規が面白いように吸収できる…!

って、今読み返した僕が言うのですから間違いないです(笑)。


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で、標識です。改めて言うまでもなく交通社会のルールや道しるべを、誰にでも分かる簡潔な表現で僕たちに示しています。
まぁ、今までにHPで取り上げている二段階右折の標識とか車両横断禁止の標識とかは例外ということにして(^^;)


今日の舞台は、京都市東山区のR1西行き、東山トンネル→東山五条交差点に向かう下り坂、 
通称「五条坂」の標識です。

五条坂は以前にもHPで取り上げていますが、もう少し踏み込んでみますね。


下り勾配6%もある直線路なので
全体にスピードがノッてくるところです。
片側2車線のうち、

左車線…東山五条交差点を経由するR1側道へ
右車線…東山五条交差点
だけをパスするR1高架道路(本線)へ

分岐しています。



言っちゃえばどちらの車線を走っても結果的には東山五条の次の交差点で再び合流するんですけど、
ここは観光都市京都。
他府県ナンバーの車がどっちの車線を走っていいのか分からず混乱して、いきなり車線変更をしてくることが多いので、
気を抜けない区間なんです。





しかも分岐点の直前に左へのブラインドカーブがあり、
側道への分岐点の目前にはこんなものが↓

 

これ、瞬間に判別できますか?
左下から時計回りに

側道向け ・歩行者通行止め
・制限速度40km/hの始まり
・7〜21時の大型貨物自動車等通行止め
・高さ制限3.8m
・注意(正式な標識ではない)
・信号機あり
・下り6%の急勾配あり
高架道路(本線)向け ・二輪の自動車・原動機付自転車通行止め
・自転車および自転車以外の軽車両通行止め
・追越しのための右側部分はみ出し通行禁止の始まり


…と、10個ですよ、10個!!


僕は毎日ここを通るので慣れっこですが、分岐点で側道・本線両方とも右に急カーブしています。
しかも側道はまたもやブラインドカーブ


つまり、この分岐点を中心に大きくS字ブラインドカーブしてるんですね。


そんな場所なので、前を見てないと危ないわ、標識も取捨選択しなきゃいけないわで大変忙しいです。
バイクの人は右側の高架道路が通れないことだけでも理解できたら十分ですけど、
初めて通った方ならパニックになるやろね。


標識の設置はK察が行うわけですが、この10個の標識を見るにつけ、
いったい誰のための、何のためのものなのか、つくづく疑問に思います。

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標識ネタはまだストックがありますので、頃合いを見て公開しますね。こうご期待!!(笑)



(注)
10個の標識の写真はブラインドカーブの中の路肩にバイクを停めて撮影。
知ってる人は知ってると思いますが、ここは停まるべき場所ではありません。
車が来たら轢かれてもおかしくありません。
手前で何度もタイミングを計って車が坂を下ってきていないことを確認して大急ぎで撮影しました。メチャ怖かった〜!
よいこのみんなはぜったいにまねしないでね!