イチロニッサン



このコラムは「バイクのテレビCM 出演 放送希望」と呼応していますので、合わせてどうぞ。


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今朝、朝食をとりながら新聞を広げていると、飛び込んできた一面広告。


ニッサンの主力車のモデルチェンジの大宣伝。

ニッサンにとって今年唯一のモデルチェンジ車とあって力を入れてきたようです。


「日本のクルマに、ときめきが帰ってくる。」


今までの車は全て ときめかないクズですと言わんばかりのセールスコピー。
車と共に写っているのは、あの渡辺謙!
渋くキメめています。

「本当の歓びをくれるもののほうへ。」






さらに新聞のページをめくると、
あっ!おれの偽者がスマートにポーズをキメてるやん!

「クルマで走る歓びは、
人生で最もワクワクする歓びのひとつだと思う。」






モデルチェンジし、12代目となるこの車は全国紙を2ページも使って豪快にPRしてきました。


偽トヨタブランドのレクサスなど我々のクルマの足元にも及ばんわい!という
マンガみたいな顔のカルロス・ゴーン社長の自信に満ちた姿が思い浮かびます。



男前の大物キャラクターと大金を投入し、ニッサンの威信をかけたともいうべきモデルチェンジのこの広告、
車に疎い僕の両親でも、関心を寄せていました。

おのれ〜こういうイメージ戦略だと、それなりのものでも引き立つし、
良いものだと、より良いものに見える錯覚に陥って買ってしまうんや〜。


って、おれも欲しいぞ!
すいませ〜ん、1台くださ〜い(笑)。


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バイクメーカーの皆さんも、見てます??!


バイクの世界が浸透・理解されないのは、
いまだにレーサータイプが一番で、馬力や速さ、大排気量だけを追求したマニア向け車種を前面に押し出しているのと、
一般向けメディアにあまり宣伝をしないからではないか
と思います。


バイク雑誌にばかり広告を打つのではなく、新聞やテレビなどにこういう「見た目重視」の広告やCMを出してみてはいかがですか?

モデルになってくれる大物俳優やスポーツ選手がいなけりゃ、おれが代わりに務めてやってもいいで(笑)。

きっと興味を持ってくれる人が増えると思いますよ。




(参考資料:毎日新聞 2006年11月22日付朝刊)


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その2日後に新聞に50代後半と思しき夫婦がハーレーと共に写ってる一面広告が出ました。
お、バイクの広告かな?いい写真やん。


しかし何やろ、この2人が顔にむけて持ってる緑色の枠は…?


広告の下のほうに

「世界一新、写真を美しくするデジタル新技術。DIGIC III
 Make it possible with Canon


デジカメの広告かい!!orz
緑色の枠はカメラの機能である「人物自動認識」を意味するものと判明。


うううう(涙)、カメラメーカーに先を越されてどうすんねんっ!

(参考資料:毎日新聞2006年11月24日付朝刊)