下道の各「駅」停車の旅




バイクで楽しいツーリング。

長い道のりの途中でちょっと一息つきたい。
どこで休憩しましょう?




定番はコンビニかな〜。

食べ物や飲み物が調達できますし、ちょっとした資材も手に入ります。
トイレもあるしで、まさしく「便利な店」ですよね。
僕もご多聞にもれずしょっちゅう利用しています。



でも、コンビニは街中や大きな街道沿いには林立してますけど、郊外に出ると全く無いってこともあります。
そりゃコンビニも商売ですから売り上げが望めなさそうな所には出店しませんやん。


だから、京都市街〜福井県小浜市を結ぶR162、通称・周山街道の区間90km余には、
2012年まで1件のコンビニもありませんでした。


そこへ、京都市右京区京北の中心地にポツンとファミリーマートが出来まして、
周山街道はコンビニの不毛地帯ではなくなりました。まだたったの1軒ですけど。




コンビニのない郊外での休憩ポイントの候補に上がるのが、地元の大きなスーパーでしょう。

小売店では一人勝ちしている感じのイオンとか。イオンじゃなくてもいいんですけど(笑)。
大抵 車で買い物に来ることを想定して大きな駐車場がありますので、
たくさんのバイクで乗り込んでもあんまり迷惑でもなかったり。


くだんの周山街道でいうなら、
右京区京北にあるスーパー「サンダイコー」「五本松食品デパート」ですね。

コンビニより安い値段で食べ物や飲み物が買えるので、コンビニより大好き♪
「サンダイコー」の入口脇の屋台の広島焼は500円でお腹いっぱいになるよ〜。

それから、五本松食品「デパート」と名づけられてますけど、実態は単なるローカルスーパーです(笑)。


スーパーの駐車場に「2相棒」が停まっていたら、そのへんに休憩中の僕がいるはず(笑)。



それすら無いところではどうする?
道ばたとかバス停の軒下とか無人駅で休憩しちゃう?




いやいや、「道の駅」がありますやん。    



  ※この「道の駅 針TRS(テラス)」の写真は、第12回オフ会のときのものです。
   当時のレポートはここをクリック(新しいウィンドウが開きます)。




以前は郊外の道路わきに「ドライブイン」という名称で長距離ドライブの休憩施設がありました。
今でも名阪国道の「上野ドライブイン」とか、類似施設にR24沿いの「奈良健康ランド」(笑)などがあります。

でも、多くは時代の流れに乗れずに廃れてしまって廃墟になった所もあり、
ローカルかつレアな存在になっています(寂)。




それらを改修したり、新設するなどし、
24時間利用できる駐車場やトイレ、公衆電話を設置し、
休憩、食事、地域情報の提供、地元の名産やお土産の購入などが出来る総合的な施設として
「道の駅」と言う名で全国100ヶ所で開設されたのは1993(平成5)年

僕の地元で言うなら、京都府の「舟屋の里 伊根」や、
滋賀県の「しんあさひ風車村」「くつき新本陣」などが最古の「道の駅」たちですね。



この名称って、言い得ているなぁと思います。
鉄道のターミナル駅をイメージして、車の旅行者のオアシスとなるように願ったのでしょう。


今年(2013年)は道の駅20周年で、全国に1000ヶ所以上に増えました。



ツーリングやドライブの最中の休憩ポイントに最適ですね。
「道の駅」はたいてい諸施設に乏しい郊外や田舎に存在し、
そろそろ休憩したいなぁと思った頃にひょっこりと在るのがニクイです。

それの証拠に、東京都には1ヶ所しかありませんが、岐阜県と長野県はとても多くあります。
あ、岐阜県と長野県が田舎といっているわけではありません(汗)。



↓新聞記事を紹介します。画像をクリック/タップすると大きな画像を表示します。






下道をとことこ走りながら、道の駅の各駅停車を楽しんでみませんか。


記事引用:京都新聞 2013年6月30日付朝刊