そうさ、100%モミジ



晩秋といえば紅葉。
我が家のベランダから見える山々が赤や黄色に染まり、秋の終わりを知らせます。
今年も例外なく、紅葉狩りに行かなくては!と半ば義務的に…半強制的というべきでしょうか、
バイクで出かける口実が出来上がります。



で、「2相棒」は入院中のため、LEADで行ってきました。
今の時期の京都は、紅葉見物の観光客でいっぱいですが、
市内にメジャーなところで見飽きるくらい紅葉しまくっているところって、あるでしょうか。
まぁ、僕が知らないだけかもしれませんが。ピンポイントできれいなところは、いくらでもありますけどね。



今回も京都を脱出し、目指したのは滋賀県の東の端、東近江市永源寺高野町(旧・永源寺町)の永源寺
県内屈指の紅葉の名所です。



2005年11月20日、日曜日の昼前、LEADで出発しました。
定番ルートは<R1>→滋賀県栗東市→<R8>→近江八幡市→<R421>ですが、
交通量もあり、定番過ぎて面白くないですので、大回りルートを取ってみました↓

山科→<R1>→名神大津IC→<名神側道><R422>→滋賀県甲賀市信楽町→<R307>→甲賀市水口町→
<日野水口グリーンバイパス>→東近江市八日市→<R421>→永源寺


こっちのほうが車が少ないので気兼ねなく走れますしね。
また自然の残る地帯が多く、日ごろの疲れた心も癒されます。


相変わらず元気いっぱいのLEADとガンガン走行。スピードが乗りすぎてカーブで思い切り外に膨らんだり。我ながら危ないなぁ。
でも、この日は朝から寒く、上半身は冬装備で固めていましたが、下半身は対策を怠っていました。
普通のスニーカーは風をスカスカ通し、
ジーンズの裾からは気温9度の風が入って
きて、足が冷えてきます。
ニンゲン、足を冷やすといけない理由を改めて身をもって知りました。カラダニ チカラガ ハイリマセンorz


それも気持ちでごまかし(どんなごまかし方だ(笑))、後ろで蛇行運転して僕をからかってるつもりの低級車も適当にいなし、
有料路のグリーンバイパスもアクセル全開でGOGO!
料金はたったの20円。100回分の回数券でも1680円。安すぎ。←そんなに原チャで使う人いるのかな?



野を越え山越え第二名神の高架橋を越え快調に距離を伸ばし、
三重県との県境の山あいに入り、永源寺まであと1キロ半というところで、渋滞が。
この先はあの有名な石榑(いしぐれ)峠なので、普段車が通らないんですよ。

なのに渋滞…間違いなく、「永源寺渋滞」です。



モミジを全部独り占めや〜とか考えていた自分がアホくさくなりました。そんなはずがないやろ(笑)。
公共機関が貧弱ですので、車かバスツアーでしか来れません。そうなると、一極集中で混雑するのは当然です。



じっと並んでいてもなかなか進みませんので、空いてる反対車線を走って全車ゴボウ抜き(スンマセンm(_ _)m )。
不良走行のおかげであっという間に到着です。確かに駐車場の空き待ちの渋滞でした。
永源寺入り口で車と観光バスと歩行者がチャンポン
され、メチャクチャになってます。


寺の入り口から250m離れた駐車場にLEADを駐車。「有料」とか書いてありますが、二輪車の料金が書いてありません
それに、料金徴収係の人もいない。こういう場合どうしたらいいんや?


…かってに「無料」と解釈してその場を離れました(笑)。


ここまでの走行距離は85km。所要時間は2時間(休憩込み)でした。
↑何かオカシイ気もしますが、世の中には科学をもってしても解明できないこともあるんや、気にしてはいけない(笑)。


多分、「定番ルート」より早く来れたと思います。信号も少なかったから(笑)。


さっそく中へ。表から見ただけでも、場違いなほどの人出にゾッとしたのに、
中には、それ以上の人たちでひしめき合っていました。
永源寺の名物はコンニャクだそうで、田楽が売っていましたが、
それでは腹はふくれないなぁ。
長い石段「羅漢坂」を上ると総門があり、ここからが境内です。
総門の先にきれいなモミジが見えていますが、その手前で入場料を取っています。


程度…って。それなら400円でもエエやろ、などというと大人げないですので、
ちゃんと500円払いましたよ。
境内の紅葉は写真を見てもらいましょうか。
数だけで言えば去年行った正法寺など比較にすらなりません。
一面、紅、黄、橙のモミジ、モミジ

周囲が紅く染まっています。見事の一言です。


そして、どちらを向いてもカメラを構えている人たちがいます。
カメラの種類は、写ルンですからK帯からデジカメから一眼レフから…。
撮影してる人の邪魔にならないように避けて歩かなくてはいけない状態で、
紅葉を見ながらも気を使います。
でも、こういう光景を見ると、せっかくの重要文化財も
単なる観光地に成り果てて
しまってますね。
モミジ見飽きました。もう結構ですゲップ(失礼)な、モミジのフルコース
さすが約500円取るだけあります。


右の写真のお地蔵さんは、メガネをかけています。
大変違和感を感じますねぇ。



十分に楽しんだので帰路につくことにしました。
行きの時より渋滞が伸びていました。
この人たちは何分、いや何時間渋滞に巻き込まれているのだろうと思うと、交通手段の選択って難しいなと思いました。
ツーリング集団も渋滞に巻き込まれていましたし。
その辺にバイクを置いて歩いたほうが早いよとアドバイスしてあげたかったですね。僕が後続車に突付かれていなければ。



また、来た道を戻ります。日は傾き、道路の温度計は11度…10度…9度と下がっていきます。
一刻も早く帰りたいのに、この期に及んでLEADトラブル発生
突如として出足が鈍りだし、最高速が落ちてしまったのです。
全体に走りが重くなってしまったLEADをなだめつつ、行きより時間をかけて帰宅しました。
帰りは平坦な国道を走っておけばこんなことにはならなかったのかもの自責の念を込めて。


日暮れと同時くらいに山科に戻ってこれました。走行距離は173km
4万2000kmも走ってることですし、元気そうでも、もう少しいたわった走りをしてやらなくてはいけないのでしょうかね。