ODOマジック




今回の魔法の言葉。

「メーター戻し」


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後悔先に立たずとは言ったもので、
過去にさかのぼって自分の人生をやり直せたら…って思うことがあります。

過日終わったリオデジャネイロ五輪での選手たちの活躍を見聞きするにつけ、
僕かって幼いときから真剣に取り組んでいれば、ひのき舞台に立てたはず、と。



って、結果だけを見てるから軽々しく言えるのであって、
彼らはそこにたどり着くまでに、
見えないところで数え切れないほどの我慢や犠牲を強いられてきた
のは間違いありません。



ま、キライな言葉が「努力」と「頑張る」の僕にはマネ出来ひんな(笑)。



人は人やし、ええねん。
僕は僕なりに今からでも自分の日々を充実させ積み重ねていきますよ。
その結果、得たものに対する過程を振り返ったときに初めて「努力」や「頑張り」を感じるんやね。
決して未来に向けてするもんじゃないと僕は思っていますよ。


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車やバイクが積み重ねてきたものといえば、走行距離です。


その車両が生産されてからの積算走行距離、貴方のにも記されてますよね。
そう「オドメーター(odometer)」です。単に「ODO(オド)」とも言います。

僕が長く乗った「2相棒」ことVFR800のODOは11万5000kmを指しました。



勘違いされてる方が結構おられますので言っておくと「odo」と「meter」の2単語からなる語ではなく、
「odometer」で「積算距離計」という意味の英単語です。
そうだからそうなんです。それ以上のことは知らないんです!(逆ギレ)



「2相棒」は「2号R」への乗り換えの際、下取りに出しました。
その走行距離から事実上の引退となりましたが、
これが中古車として再び市場に流通するとき、その車両の歴史(扱われ方・乗り方)は所有していた本人にしか分かりません。

そこで、ODOの数字が客観的な判断をするための重要な役割を果たします。




たとえば、中古車を買うときに 同じ型式の車両で同じ程度のものが2台あって、
片方はODOが1万km、もう片方が5万kmだったら、当然のように1万kmの方を買うでしょ?


つまり、走行距離が少ないほうが上物として扱われる、と。



もし、過走行車の「2相棒」を再び市場に流通させたい…!としたら、どうするか。

そこで冒頭の魔法の言葉を唱えるんです。



必殺、メーター戻しィ〜!!(←ドラえもん風に読んでね♪)



アナログ式にしろデジタル式にしろチョチョイのチョイと細工をすると、
ポンコツの「2相棒」だってアラ不思議、走行距離少ないめの極上車に大変身〜!


…と言うようなイカサマをかつて中古販売業者がよく行っていたそうです。
いまでこそ車検証に検査時のODO表示が記載されるようになっていますので、そういう事例は激減したようですが
(ゼロではないのが悲しい)。


以上参考まで。


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中古車のODO表示がどうしても信用できないという貴方にイカサマを見抜く方法を伝授。
車検証をチェックして、車検を受けた間隔が短い車は要注意。(毎日車検を受けてもOKなんですよ)
それか、ディーラーで整備点検を受けている「ディーラー車」を買うのが一番安心かな。