疾走!!suzuka7万km!






鈴鹿サーキットで遊んできました。

毎年GWの始まるころに「Bike!Bike!Bike!」というイベントが開催されまして、
サーキット全体で老若男女を問わずバイクで楽しむ一日が繰り広げられるんです。

公式HPにはこう書かれています。


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BIKEを愛するツーリングライダーの皆様へ


今年のGWツーリングの予定はお決まりですか?
あの山の景色を求めて、あの峠のワインディングへ、あの海の幸を、あの秘湯を・・・。


鈴鹿サーキットから、ツーリングライダーのみなさんへ、今年の
GWのオススメツーリングルートをご紹介いたします。
それは、
鈴鹿サーキット国際レーシングコース フルコース!!


BIKE!BIKE!BIKE!は、
バイクやレース初心者の方にも、バイクの楽しさを感じていただくイベントとして、
2012年よりツーリングの季節でもあるGW期間に毎年開催しております。


2015年は、伝統ある"コカ・コーラ ゼロ"鈴鹿8時間耐久ロードレースを筆頭に、様々なバイクレースが開催されている
国際レーシングコースを、ご参加の皆様で「走りつくす!」ことを目標とし、
『もっと!鈴鹿サーキットを走りつくせ!』をテーマに開催いたします。


今年のメインイベントは、参加者の皆さんで国際レーシングコースをツーリングし、
地球一周とほぼ同じ、合計走行距離40,000kmを目指します!


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これは行っとかなアカンやろう♪

そういうわけで、行ってまいりました♪♪



2015(平成27)年4月26日

京都市内から大津市〜滋賀県甲賀市信楽町を経由し、鈴鹿峠を越えるルートの片道約100kmのツーリングを兼ねて
僕と一緒に鈴鹿サーキットを自分のバイクで走ってみませんか?!と掲示板上で企画してみたんです。

おりしも僕の新しいバイクのお披露目を兼ねたツーリングでしたので、
「49のソコヂカラ」のファンの方がたくさん来てくれるといいなぁと期待してました、大いに。



集合場所に行くと、カッツンさん(滋賀県栗東市・VFR800F)一人しか来られませんでした orz



そういうわけで、2人っきりのツーリングになりました。
このメンバー構成って、この2週前に和歌山に行った「2相棒」ラストツーリングと同じではないか。
おれたちヒマジンってことか?(汗)


おかげで小回りが利いたので許す(笑)。
僕の新しい250ccの初となる長距離ツーリング。その走りは いかばかりか。



大津市街を抜け、信楽町へ向かう県道16号では、なかなかビシッとした走りをしてくれました。
まだ慣らし期間中ですので、エンジンのレッドゾーンが1万4000回転に対して、最高7000回転までに抑えてましたけど、
それでも必要にして十分な走り。
少々のアップダウンも5速か6速に入れっぱなしでOKでしたよ。



京都市山科区から信楽町中心部までの30kmを所要時間40分って、「2相棒」のときの走りと何にも変らへんやん(笑)。

カッツンさんが「ずっと3速でした」と言ってましたけど、決してゆっくりだったわけではないですよ。
彼のVFRがこのツーリングにはオーバースペックだったというだけです。
つい先週まで同じ排気量のバイクに乗っていた者の発言とは思えませんな(笑)。




信楽を抜け、再びR1へ。
新名神・甲賀土山IC入口前で遠目に見えた電光掲示板には、赤のランプが点滅していました。
渋滞などだと注意を示す黄色の点滅なのですが、赤は通行止めなど重大なアクシデントに限られます。
過日も新名神で事故による長時間の通行止めがあったばかりですので、また事故かと近づいてみると、



「草津〜甲賀土山間 逆走車有危険!



マジーッ?!
高速などで反対向けに走る車がちょくちょくいることはコラムにもしました(→コラム「逆走防止策」)が、
間近で登場したのは実は初めて。

新名神のICって無人じゃなかったはずなんやけど…もしかしてサービスエリアで反対向けに出てしまったのか?
大きな事故になりませんようにと心の中で願いながら通過しました。
結果を言っておくと、何事もなく済んだようです ε-(´∀`*)




途中で時間調整をしながらセッセと距離を進め、当初の予定通り3時間で鈴鹿サーキットにやってきました。
250ccのバイクは始終そつない走りでご満悦♪



で、南ゲートから入ると、すぐに広い駐車場に停車させられ、この有様。



なにこれ?まさかここでイベントってワケないよなぁ…と思っていると、何と入場受付の順番待ちでした。
こんなにもバイクがいるのに、受付レーンが4つしかないってアカンやん。
これがセール中のスーパーのレジやったら客がキレて暴動が起こってるど(笑)。



そのうちの1レーンはスマホをかざすだけでOKの電子チケット専用レーンでした。
しかし誰も並んでない(汗)。
コンビニの支払いとか駅の改札などは、スマホやICカードを端末にかざしてピッの人も多いですが、
ここには僕のように前売券を買ってる人も少なく、大半が受付で当日券を現金払いで購入していて、
さらにバイク渋滞が…。




↑僕は前売り券を大阪モーターサイクルショーで買いました。
前売り特典として「コカコーラ・ゼロ」がもらえるはずだったのに、どこでもらえるのか分からず、もらえないままでした orz



やっと受付を済ませ、パドック内の駐車場へ。
受付前のバイクの数でもすごいと思っていたのに、ここはもっとすごいことになってます。





カッツン 「こんなにバイクに乗ってる人がいるのに、バイク人口が減ってるって信じられませんね」


僕もそう思うけど、平日にバイクをあんまり見かけないことを考えると、
ここにあるバイクの大多数は「お不動さん」状態ではないかと。
おれみたいにしょっちゅう乗ってやれよ〜もったいない。




カッツンさんは鈴鹿サーキットに来たのは小学校の遠足以来だそうで、少々興奮気味。
僕も久しぶりですが、こんなにたくさんのバイクを見られて興奮 (*゚∀゚)=3



メインイベントであるサーキット走行をするためには、
誓約書に署名をし、オフィシャルによる簡単な講習会への出席が義務付けられています。




ここで問題発生。


カッツン 「自分のバイクのナンバーなんて覚えてない」


誓約書に住所・氏名・生年月日等のほかに、
サーキットを走行するバイクのナンバーを書かなくてはいけなかったのです。

周囲からも「ナンバーなんか覚えてるか〜!!(゚Д゚#)」の声が。
あれ?案外覚えてないもんなんですかね。僕はバイクを購入して5日目でしたけど、ちゃんと覚えてましたよ。



カッツンさんは最後まで思い出せず、そこそこ離れたところに置いた自分のバイクまでナンバーを見に戻らなアカン状態でしたが、
スマホのデータに自分のバイクの後姿の写真を見つけ、一安心。

↓10分程度の講習会を受講し、受講済みを示す丸いステッカーを右ミラーに貼り付けて準備完了!





これでサーキットを走れる!も束の間、
走行時間別に区切られたパドック前がエラいことになっていたのです。




↑これ全部、走行順番待ち
しかも写っているのは3時間後にサーキットを走れる組 Σ(´Д`lll)


こんなん待ってられるかい!!もちろん、これより前の時間帯は軒並み定員オーバー。
あ〜あ、これじゃあサーキットを走れず帰ることになるかも。
こうなりゃサーキット併設の遊園地(モビリティランド)で遊んでいくかと半ば諦めていました。


 


すると、あるパドックだけがヤケに空いているのに気付いたんです。空いてるというか、ガラガラ。


そこは原付1種も走れる時間帯で、
原付2種以上だけが走れる他の時間帯と違い、走行スピードはゆっくりなために、敬遠されているようなのです。

せっかくサーキットを走るからには、皆さんイケイケで飛ばして走りたいんでしょう。
twitterを見てると、160km/h出したとの書きこみもありましたし。それは飛ばしすぎや。


カッツンさんにお伺いをたてると「原付1種混走枠でも全然構わないですよ」と。
おかげで僕たちは1時間後に走行できることになりました♪




その1時間の間に8耐エキシビジョンレースが行われ、
レーサーの熱い走りを目の前で見ることが出来ました。





↓メインストレートを推定250km/h超で走るレーサーを見る人・人・人!





スピードが速すぎて写真のシャッターが追いつきません! orz
↓やっと撮れたのがこれ1枚だけ…。



こんなの目の前で見ることなど滅多に出来ませんから興奮しましたよ (゜∀゜)







それが終わると、メインストレートが解放され、集合写真を撮ったり。





お約束で寝転がったり、スターティンググリッドでクラウチングスタートしてる方たちも(笑)。



そりゃ嬉しいわなぁ。レーサー達の血と汗と涙とエギゾーストとブラックマークが染み込んだ神聖な場所やからねぇ。



↓僕たちは自撮りです。自撮り棒は使ってません(笑)。
(カッツンさん(左)と僕)





カッツン 「でも、路面は普通のアスファルトなんですね」


意外と思われてますが、
高速道路の舗装のレベルは先に出来た鈴鹿サーキットの舗装が元になっているそうです。
ただし、サーキットにはワダチや継ぎ目は一切ありませんので、舗装には相当な手が込んでると思いますよ。




そしていよいよ僕たちがサーキットを走る番です。3時間後の連中は唇を噛んでるやろな(笑)。
150台のバイクが隊列を組んで走行。
1回の走行でフルコース(5807m)を3周します。



僕たちの停めた前には家族連れが。
お父さんはBMWのR1100RT(と思う)に次女とタンデムで。
お母さんはスペイシー100、長女はDioFit(50cc)
という構成。



よく見ると、
お母さんはシンプソンのイカついヘルメット
を被り、スペイシーにはテクニカルスポーツ(TSR)のマフラーが。
長女は真ッ黄色のメットで、DioFitにはTSRやNGK(点火プラグのメーカー)などのステッカーがペタペタと。

…これ全部お父さんの趣味やろ。家族サービスと称して妻や娘を巻き込んだな?!(笑)



ま、そんな団らん風景が見られるのも原付1種混走枠のいいところ。
だって、先頭車両は50ccのBW’S(ビーウィズ)やで。



果たして僕たちは鈴鹿の国際コースへ!!
前走車は追い抜いてはいけない、のルールに従いマーシャルカーを頭に千鳥隊形で行儀良く走り始めました。



僕たちは先頭からマーシャルカー、BW’S、親子連れなどの次で、6番手あたり。
前方にほとんどバイクが走ってないですので視界良好です。これは期待できる!



メインストレートから最初の1コーナー、2コーナーを抜けた…ところまでは良かったのですが、
サーキットは結構アップダウンがあり、
先頭車のBW’Sが2コーナーの先のS字コーナーの上り坂でいきなり失速し激しくペースダウン。
後続車もそれにあわせて速度を緩めるので、大名行列のようなノロノロ走行に orz
マーシャルカーもペース合わすのに難儀してる様子(苦笑)。



さらに、ハプニング発生。

親子団らん走行のなかの、DioFitの長女がS字コーナーで大きくアウト側へ膨らみ、
ダンロップコーナーとデグナーカーブでは
コースアウト orz


ウソー!こんなに幅の広いサーキットで速度も出てないのに何で曲がりきれへんのん??!!



コース外の深い砂地をハンドルを取られながらも必死に走行する後ろで、
スペイシー100のお母さんが心配そうに付いて走ってます。


どうやら長女は原付免許を取得したばかりのようで運転に余裕がなく、
前についていこうと必死になりノンブレーキでコーナーに突っ込んでいき、
セルフステア(コーナーでバイクを傾けると、ハンドルが自然に曲がる方向へ切れ込んでいく現象)も会得してないとみえて、
コーナでは常に外側へ大きく膨らんでしまっていました。


その一部始終を真後ろで見てる僕は長女がいつコケてもすぐに助けに行ける体勢をとり、
長女の危なっかしい動きが気になってコースを楽しめへんやん(涙)。



長女はその後もヘアピンカーブ、スプーンカーブでもコースアウトして、
僕の寿命を存分に縮めてくれました orz



そして肝心の父親は前のほうへ行ってしまってるがな〜。こらー、無責任やどー!!



この様子では、もしかしたら1周で強制的に走行終了させられるかと思いましたが、ちゃんと3周させてくれました。
ただ、長女は3周とも順調にコースアウトし、僕は結局サーキット走行を全然満喫できませんでした _| ̄|○

ちなみに先頭のBW’Sはスプーンカーブ→西ストレートでも大きく失速し、
アクセル全開にしてるものの立ち上がらず、なんかもうムチャクチャでした。



でも、

カッツン 「これくらいの速度のほうが面白かった」と。

僕もそう思いますわ。MAXでせいぜい70km/hでしたしね。
コースアウトや失速で必死の彼らには申し訳ないですけど、サーキット走行を盛り上げるアトラクションやったと思えばエエかな〜と。




あの親子、後で喧嘩でもしてへんやろかとか気になりましたが、
なんとその後の原付走行枠で一家揃って再び出走してました(笑)。
長女はコースアウトもなんのその、どうやらバイクにハマったようですね。



その姿を見て僕はバイク乗りとしてちょっと嬉しかった。
今度はお父さんがちゃーんと後ろについてましたよ(^ω^)




その後、エリアさんAREA51で来られまして、久しぶりの再会となりました。
ここんところはコンタクトを取ってませんでしたが、HPは見てくださっていて、僕がバイクを乗り換えたことももちろんご存知で、
鈴鹿サーキット入りしてからわざわざSMSで連絡をくださりました。



↓ちょっと怖い表情の3人。左からエリアさん、カッツンさん、僕





出遅れてしまったけれど、鈴鹿サーキットは走っておきたいからとやって来られたとのこと。
時間が遅くなってしまったので、僕とカッツンさんのバイクを披露し、サーキット走行に向かう彼の後ろ姿を見送って、
僕たちは鈴鹿を後にすることにしました。
今度はエリアさんのYZF−R125と僕のバイクで兄弟ツーリングがしたいですね。




帰りは鈴鹿峠を越え、逆走車がいたはずの甲賀土山ICから新名神に乗りました。
高速をたっぷり走るのもこれまた初めて。
7000回転までで流れに乗れるかな…の心配は無用でした。
6速7000回転でちょうど100km/h
シフトダウンすれば高速走行中の加速も十分にこなし、カッツンさんと草津JCTで別れるまで快適な走行を楽しめました。

250ccでこれだけ走れるのなら、僕が長年800ccに乗っていたことが無駄だった気がしてならないのは
気のせいでしょうか(゚A゚;)


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鈴鹿サーキットのFaceBookによると、参加台数は2900台(前年の倍)、
サーキット走行は延べ12103周(70282km)になりました。
地球1周どころか2周近くいってるやん(;゚д゚)




来年はサーキット走行だけでなく、他にいっぱい開催されていたバイクがらみのイベントにも参加したいですわ〜。